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◆1月11日

 昨年の12月以降にイスラエルのイラン攻撃の可能性が高まる、といわれて来たが、昨年末にイスラエルは各国の大使・公使を招集した。何らかの国家的な決断をする前触れのような動きであったが、今回は全国民に対するガスマスクの供給を2月から始めるという。
 以前からイスラエルではイランの核兵器獲得のタイムリミットがさまざまに言われてきたが、もうこれ以上待てないというリミットが迫ってきていると彼らが考えていると見てもおかしくない時期なのだろう。
 我々はこのような戦争への兆候を見ていかねばならない。


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イスラエルは2月にガスマスクの配給を始める
http://www.bioprepwatch.com/news/211421-israel-to-issue-gas-masks-to-population
【12月28日 Tina Redlup】
 イスラエルは全人口に対し2ヶ月以内にガスマスクの配給を開始する。しかし公式にはイスラエル政府はその理由を説明していない。
 イスラエルに対しいかなる国家も攻撃する計画で脅威を示したことはない。中東のいかなる国家も化学的戦争をイスラエルに仕掛けるというようには思えない。
 このガスマスクの配給は、しかしながらイスラエルがイランの核施設に対する攻撃をする計画があるのでは、という疑問を提起している。
 そのような攻撃はイランからの通常ではない反応を引き起こすかもしれない。イランの化学的・生物学的兵器の能力は現在知られていない。
 イスラエルがヒズボラをレバノンでの新しい戦争で制圧する準備をしているという中東での噂がある。ヒズボラは、しかしいかなる化学・生物学兵器のいずれも所有しているとは考えられていない。
 イスラエルの存在する地域で大規模な化学・生物学兵器を所有していると考えられる国家はイスラエルそのものである。しかしイスラエルが攻撃にそれらの兵器を使用するとは思えない。
 現実的な脅威が存在しないにもかかわらず、イスラエルはガスマスクを2月に国民に配給するようだ。イスラエル国防軍がその配給を行うことになりそうだ。イスラエル国防軍はイスラエル郵便会社と協力して配給を行う。
 ガスマスクに加えて、8歳以下の子供に初めてマムテク・ガスマスクを供給するようになる。 
 「世界でイスラエルのみが子供用のガスマスクを製造しているのだ。また我々が製造しているガスマスクのみが世界でこの年齢の子供たちに最高の防御策を供給している」と、ホームフロント・コマンドのガスマスク執行部長のヨシ・サギフ大佐は語る。「後は、これらのガスマスクがその効果を発揮するような事態が生じないことを願うばかりだ」と彼は語った。

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イランの反対派を支持するヨーロッパ

◆1月5日

 イランで逮捕者が出た最近の騒動では、その逮捕者の中には数人と思われる外国人の存在があると指摘されている。
 前から、イランに対するアメリカやイギリス、イスラエルの「不安定化」工作が進められてきている。昨年の大統領選挙以来それが顕著になってきている。
 日本などは欧米のニュースを基調としてニュースを配信するから、それを超えるような内容のものはなかなか目にすることがない。日本の大手のメディアでこのブログのような内容を掲げるところはないであろう。

 しかし正しい見方というものは、時間の経過と共にそれが明らかになってくるものだ。外国勢力のイランの政治に対する介入を指摘してきたこのブログだが、それが今回もこのようなアルジャジーラの報道で明らかになった。
 こういうことから、結局はイランの問題は、イラン自体の問題というよりかは、外国勢力(米・英・イスラエル)の介入と工作の結果である、とみていいだろう、ということになる。


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逮捕者の中には外国人がhttp://english.aljazeera.net/news/middleeast/2010/01/201014112739482345.html
【1月4日 ALJAZEERA.NET】
 何人かの外国人が最近の反対派のデモ隊と治安部隊との衝突の期間、逮捕された、と国営メディアが報じた。
 イランの情報機関のヘイダー・モスレヒ長官は、国営テレビ放送で4日、外国人がイランに対し「心理戦」を行っている、と語った。
 数百人の人々がデモで逮捕されたが、それはシーア派のアシュラ祭の時に起きた。翌日には少なくとも、40人ほどの改革推進派の人々が拘留された。
 「アシュラ祭の日に逮捕されたものの中には何人かの外国人が含まれている」とモスレヒ長官は国営テレビ放送で語った。拘留されている外国人の国名は明かさなかった。
 「彼らは心理戦争を率いている。彼らはアシュラ祭の始まる2日前に入国した。彼らのカメラと装備は押収された」

◆裁判はまもなく始まる
 昨年6月の大統領選挙以来の政治的な混乱を招いていると、イランは頻繁に外国勢力を非難している。

 反対派の支持者はアハマドネジャド氏が大統領に再選された選挙のすぐ後、通りに出て示威行動を行った。
 最近の衝突では少なくとも8人が死亡している。その中には6月の選挙ではアハマドネジャド氏に一番反対した人物である反対派指導者のムサビ師の甥も含まれている。
 イラン政府は7人を告訴するとしている。しかし公式のメディアの報道はない。またこの手続きは進んでいないようだ。
 イランのゴラムホセ・モセニ・エジェイ検察庁長官はファース通信にて裁判はまもなく始まるだろうと述べている。
 「アシュラ祭の時に逮捕された人々は、現在尋問を受けていて、まもなく裁判が始まるだろう」と4日、ファース通信が伝えた。
 他の報告では7人の内2人の裁判が進められている、という。

◆外交的な遅滞
 暴動の余波の中で、イランを訪問し人権活動家と政治家らと会うことになっていたヨーロッパの議員らがその訪問を延期した。
国営のIRNA通信は、ラミン・メマンパラスト外務省スポークスマンが、訪問の新しい日付は「お互いの合意」によって決められることになる、と語ったと伝えた。
 この計画された訪問はアメリカ下院議員によって、ヨーロッパ議会議長のジェルジ・ブゼク氏に対する手紙で、「不適切な」時になされたと批判された。 EUもアメリカもイランのアハマドネジャド大統領の反対派に対する弾圧を非難し、反対派の権利を尊重するよう呼びかけた。
 EUはイランの核計画に対する制裁を支持している。
 、イランでは別個に、改革賛成のウェブサイトで88人のテヘラン大学教授が最高指導者であるアリ・ハメネイ師に対し、反対派の動きを支持する者たちへの暴力を止めるよう呼びかけている。

 このハメネイ師に対する手紙は、治安警察の暴力的な取締りは、支配の弱さのサインであると呼んで、ハメネイ師にこれらの影で動くものたちに対する逮捕を呼びかけている。
 この手紙はウェブサイトに4日掲載された。

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イランのモッタキ外相

◆1月4日

 イランの核計画で、低濃縮ウランを国外で濃縮を行うよう圧力を掛ける国際社会に対し、イランは逆提案をする、というように駆け引きが続いている中、イランは来月、大規模な軍事演習をすることを発表した。
 昨年の10月17日号の「イスラエルは12月後にイラン攻撃?」で示したように、 危ない季節が迫ってきているのだ。
 昨年暮れには、イスラエルは世界の大使を初めて全員召還していた。国家としての大きな決断をするための準備とも取れる。
 それをイランも察知している可能性がある。つまり、この2010年はイスラエルのイラン攻撃の可能性が一段と高まることになりそうである。


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●イランは2月に大規模な軍事演習を行う
http://edition.cnn.com/2010/WORLD/meast/01/03/iran.defense.drill/
【1月3日 CNN】
 イランは敵国の攻撃を撃退する軍事力を整えるため来月、大規模な軍事演習を行うであろう、と国営のプレス・テレビが軍のトップの高官の言葉として発表した。
 アハマド・レザ・プルダスタンイラン軍司令官は、テヘランでの会合で3日、統合演習が陸軍と革命防衛隊とで行われること、その目的は「防衛能力を向上させること」にあるとプレス・テレビが報道した。この演習はまた「地域の安全保障を高めるだろう」と語った。
 「アメリカと同盟国のイスラエルはイランに対する軍事攻撃の可能性を破棄していない」とプレス・テレビは報道している。「イランは一世紀以上に渡って他国に対する攻撃を開始したことはない」

 この報道ではいつその軍事演習が行われるかは明らかにしていない。
 アメリカの高官は、イランにとってその核計画に関する国際的な懸念への回答を出す時間が残り少なくなっていると述べた。そしてイスラエルはイランの核計画はイスラエルが直面している主要な脅威である、と表明している。

 イランはウラン濃縮計画は民生の発電工場の燃料を生産するためであると述べている。しかしアメリカとその他の国々はイランを核兵器のために活動していると非難している。
 イランは核燃料を生産する権利を有すると言う 1968年の核拡散防止条約では加盟国に対して核兵器を所有することを禁止、核施設に対する国際的査察を必要とさせるものである。

 3日イランの外務大臣は欧米に対し最後通牒を出した:国連が支援するイランの核計画の対応策を再調整するか、イランが自国で核燃料の濃縮を行う、というものだ。
 モッタキ外務大臣は、欧米諸国はイランの逆提案を受け入れるのに1月末までの期間がある、と語った。ただし、イランの提案内容の詳細は示さなかった、と国営テレビは伝えた。
 モッタキ大臣は、イランが年末の期限に10月に出されたP5プラス・ワンの提案に回答を寄せれなかった2日後にコメントを出した。6カ国はイランに低濃縮ウランの殆どを外国に提出するという提案をした。
 国際原子力機関( (IAEA)は、イランが低濃縮ウランをロシアとフランスに渡し濃縮工程を行うことに反対している。

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フィリップ・M・ジラルディ氏

◆12月30日

 イランで騒乱が続いているが、すこし前にイギリスのタイム誌に、イランが核兵器を製造している、とする記事が掲載され、それが日本なども含め世界で報道され、イランの脅威ということにはやはり根拠があったのだ、と世界の世論を親イスラエルに傾けさせた。
 しかしそれが真っ赤な嘘であったという。要するにイランを悪者にするための、イスラエルの偽情報工作であったということを、元CIA職員が暴露した。
 我々は常にこのイスラエルの偽情報、それを世界に報道するユダヤ系・ネオコン系メディアの報道をそのまま頭にインプットさせられ、彼らに「洗脳」されてきている。
 従って、これからは、イスラエルに良い報道には、まゆつばで臨むべき機会が相当多くある、という認識で報道に接するべきであろう


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米国元スパイ:イスラエルがイランの核報告書を捏造した
http://www.presstv.com/detail.aspx?id=114871&ionid=351020104
【12月29日 PressTV】
 フィリップ・M・ジラルディPhDは、元CIAテロ対策専門家で軍事諜報員であった。彼はロン・ポール議員の大統領選の時のアドバイザーでもあった。
 アメリカ情報筋は、イランの核計画に関するドキュメントがイギリスの新聞紙上で報道された内容はでっちあげである、というイランの主張を追認した。 元CIA職員のジラルディ氏によれば、アメリカ情報員が12月14日にロンドンのタイム誌に掲載されたドキュメントはイスラエルかイギリスによってでっち上げられたものである、ということを確認した、という。12月28日、IPS(インター・プレス・サービス)が報道した。
 IPSの報告内容は、有名な調査ジャーナリストのガレス・ポーター氏が執筆した。
 1976年から1992年までCIAのテロ対策職員であったフィリップ・ジラルディ氏は、IPSに対し、アメリカはドキュメントの捏造にはかかわっていない、と情報筋が言っていると語った。
 しかし、アメリカ情報筋は、イスラエルが中心的にこの捏造書類を作成したと疑っているという。ただしイギリスがこの件でなんらかの働きをしている可能性は排除しない、という。
 タイム誌の記事は、イランが秘密裏に、中性子起爆装置と呼ばれる核爆弾の主要な装置の実験を秘密裏に繰り返していた、と書いている。
 この記事が出た直後、イランのラミン・メマン・パラスト外務省スポークスマンは、この記事は「完全に根拠の無い嘘である」、と述べた。
 タイム誌の記事は、このドキュメントの情報源を明らかにしていないが、アジア系情報筋のコメントを紹介した。そのコメントでは、このアジア系の情報員は、自分の国の政府はイランが2007年以降中性子起爆装置の開発をしてきていた、と考えている、という。「アジア系情報員」とは、ニュースメディアでは、イスラエルの情報機関員を指す言葉である。

 このタイム誌の記事は、米国政治家とヨーロッパの同盟国がイランに対するより厳しい制裁とイスラエルの軍事的攻撃の可能性を示唆する、口頭による新しい攻撃を開始した直前に現れた。
 ポーター氏は、アメリカのメディアの記事はアメリカ情報機関のアナリストはドキュメントの信憑性についての自信を持っているという印象を残した、と書いた。
 ジラルディ氏の情報筋は、このドキュメントが捏造であるという結論を分析からが導き出した理由の全ては明らかにしていないが、この話の情報筋そのものが疑わしいとしている。
 「ルパート・マードックのメディア網は、イスラエルからの偽情報を頻繁に使用してきたし、時にはイギリス政府からの情報を使用してきた」とジラルディ氏は語った。
 タイム誌の他には、マードックのメディア帝国はサンデー・タイムズ、フォックスニュース、ニューヨーク・ポストなどを持っている。これら全てのメディアが非常に親イスラエルの論調で記事を書いている。
 ポーター氏は、情報筋の問題の他に、2ページのドキュメントはそれ自体で、このドキュメントが嘘である、ということを示す証拠を含んでいると語った。例えば、ペルシャ語が原語のドキュメントの画像がタイム誌に掲載されたが、機密保持を示すマークが無い。しかしこのドキュメントは理論的にはその扱っている内容のため、高度に機密性の高いカテゴリーに入れられてしかるべきものである。
 更には、このドキュメントは、発行元の機関と受け取り側の情報が書かれていない。「センター」とか「研究所」「委員会」あるいは「中性子グループ」などと、はっきりしない形で書かれているだけである。
 この不明瞭さは、書かれている計画の具体性と鋭いコントラストを成している。そこには、異なる業務のために8人をリクルートすることと、4年間の時間枠での詳細な明確な時間の割り当てに関する指導がしたためられている。
 不明瞭さは、捏造文書内での機密保持のマークと作成者の身元に関する情報は、捏造であることを暴露させてしまう可能性のあるミスがでる率を高めるかもしれないからだ、ということで説明される。

 ドキュメントにはなんらの日付がないので、その他の情報では詳細な日付があることで整合性に問題がある。2007年という時限はタイム誌の匿名の外国筋によって示されているだけだ。
 2007年初期という時期は、アメリカ情報機関が評価した、イランは核兵器製造のための活動はしていない、という2007年の国家情報評価(ナショナル・インテリジェンス・エスティメイト)を貶めることで、イスラエル政府を納得させるためということをはっきりと示唆している。
 このドキュメントを捏造文書として廃棄すべき最大の理由は、イランが過去行ったとする中性子起爆装置に使用するためのポロニウム210の実験を示唆しようとしている点にある。この言いがかりは、2008年2月、国際原子力機関の報告によって否定されている。
 ジラルディ氏が捏造ドキュメントで情報筋によってそれとなく教えられたことは初めてではない。最近のアメリカの歴史で、二つのもっとも悪質な捏造文書問題の責任者らの身元を突き止めた人物である。

 2005年、ジラルディ氏は国防総省の元コンサルタントであった極右のマイケル・リーデンが捏造書簡の作者であると突き止めた。この捏造書簡では、イラクがニジェールからウラニウムを購入しようとした、とある。この手紙はブッシュ大統領(当時)の政権に、サダム・フセインは核兵器開発計画を持っているという非難の機会を与えた。しかしこの主張はイラク侵攻がされた後、完全に虚偽であったことが判明した。
 ジラルディ氏は更に、ダグラス・フェイス国防次官(当時)の下で業務を行っていた「特別計画オフィス」の高官らを、サダム・フセインの情報補佐官により書かれたと言われた、ニジェールからの正体不明の積み出しをアレンジするための作戦についての捏造手紙の作者であるとして突き止めたことがあった。

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テロ未遂事件のおきたノースウェスト機

◆12月28日

 ナイジェリア人の男がアルカイダの指令で、航空機テロを起こした、と騒がれているが、この男をパスポート無しで搭乗させた男のことが語られていないのと、空港セキュリティを責任もっていたのは、イスラエルの会社(http://www.ictseurope.com/aviation/airlines-security-service.html)であるという点を指摘するところも無い。

 そもそもパスポートを持たない男がさっと来てさっと乗れるようになったことがありえない話しであるし、そのような男の身体検査もしていないような状況も考えられない。絶対にありえないことが起きたということは、それを可能にしたセキュリティ部分が一番怪しいのであり、そのセキュリティ部門をイスラエルの会社が運営していたとすれば、そこにこそ、この事件の核心部分が潜んでいると見なければならないはずだ。

 この今回の事件も、我々が思わされている理解というものが、「作られた理解」であり、その作られた理解を我々の脳髄にインプットしようとする意図が隠されているようだ。


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●「洗練された着こなしの男」がテロリストをパスポート無しで搭乗させた

http://www.newworldorderreport.com/Articles/tabid/266/ID/744/Confirmed-Sharp-dressemd-man-aided-Northwest-flight-Christmas-Bomber-Umar-Mutallab-onto-plane-without-passport-Who-was-involved-why-dont-we-know-about-this-other-suspect.aspx
【12月27日 New World Order Report】
 他の誰がかかわったのか、またこのもう一人の容疑者についてなぜ知らされないのか?
 ノースウェスト航空253便に搭乗したミシガン州の男は、ムタラブ容疑者はパスポート無しで航空機に搭乗しようとしていた、と話している。

 ミシガン州ニューポート市のカート・ハスケル氏は、 搭乗券の写真を示して同機に妻と共に搭乗していたとMLive.com に独占的に証言した。
 ハスケル氏は、彼と彼の妻とはアムステルダムの搭乗口近くに座っていたという。その時、ムタラブが正体不明の男と共に現れたという。
 カートと妻のロリはテイラーにあるハスケル法律事務所の弁護士である。彼らの専門分野は破産、家族法、遺産計画だ。

 ムタラブが質素な服装だったのに反し、彼と一緒にいた男は高価なスーツに身を包んでいた、とハスケル氏は述べた。この男はムタラブがパスポート無しで搭乗できないかと尋ねていたという。「この男は、『スーダンの友人でパスポート無しでの搭乗はいつもやってきていた』と言ったのだ」と語った。

 ムタラブはナイジェリア人だ。ハスケル氏はこの男はスーダンの難民であるとすることで、パスポート無しで搭乗できるようにしようとしていた、と考えている。
 チケット取り扱い担当員はムタラブと彼の同伴者を彼女のマネージャーに合わせるためホールを案内していったという。それっきりムタラブを見ることは無かったと、言う。・・・以下略

 航空機が着陸してからハスケル氏は、もう一人の男がその身柄を確保されているのを見た、という。しかしデトロイトのFBIのスポークスマンは、ムタラブのみが身柄拘束されたと説明している。

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