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シリアで活動するアルカイダ系武装テロリスト

◆12月25日

 シリアのアレッポ近郊にある化学工場がどうも武装反政府勢力側に奪取されたようで、化学兵器が使用されたようだ。今までもこの化学兵器がテロ組織の手に渡ることが懸念されていたのだが、それが実現してしまったようだ。

 これから、この危険な兵器がシリア軍やシリア人全般にむけて使用される可能性が高い。欧米側はこれをシリア政府軍の仕業のように報道するかもしれないが。いずれにせよ、シリア当局がさらに苦しい状況に陥ることは明白だ。とりわけこのアルカイダ系テロ組織はあらゆる兵器を使用することに、なんらの痛痒も感じない者たちだから、危険この上ない事態である。

 このような事態を招いたのは、直接的にはこのテロリストだが、間接的にはこのテロリストたちを支援した欧米、トルコ、湾岸アラブ諸国、イスラエルである。これからシリア軍兵士はガスマスクを使用する必要に迫られるわけだ。しかし、戦闘はこれからも継続するだろう。結末は分からない。

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●シリア:テロリストが政府軍に対して化学兵器使用
http://english.farsnews.com/newstext.php?nn=9107129627
【12月23日 Fars News Agency】

 反政府武装勢力は23日、ダマスカス郊外にてシリア政府軍に対して化学兵器を使用した。

 「テロリストは既に三つの立方体の形をしたプラスチック・バッグを政府軍にむけて投げ、それから噴出したガスのため7名の兵士が死んだ」と、大統領府防衛隊司令官官が23日、イランに本社のあるアルアラム・ニュース局に語った。 

 この司令官はこのバッグには黄色ボタンが付いていて、押すと黄色のガスが噴出し、それを吸った者たちが1時間後に死亡した、と語った。

 数週間前から、さまざまなメディアがシリアにある化学兵器とそれを武装反政府勢力が使用する件について記事を書いていた。

 今月初旬、イランのある国会議員は、シリアにおけるこの21ヶ月に渡る危機の拡大で、テロリスト・グループがシリア政府軍よりこの化学兵器使用をずっと強く熱望していた、と警告していた。

 この指摘は、国会の教育研究委員会委員長のモハマド・メディ・ザヘディによって国会通信社でのインタビューでなされたものである。

 「地上での状況ならびに21ヶ月の間に起きたことは、シリアにいる反政府勢力が化学兵器と非通常兵器を使用する可能性の方が、政府側が使用する可能性よりずっと高い、ということを示唆している」とザヘディは語った。

 ユーチューブに掲載された衝撃的なビデオ映像は、自由シリア軍の形でシリア内で活動しているアルカイダ系テロリストが、シリアの諸都市に向け化学兵器を使用する準備をしていることを示している。このビデオはこのグループが研究所のウサギに対して化学兵器をテストしていることを示している。

 このビデオでは、ウサギに向けて使用しているのは神経ガスのようだ。1分後にはこのウサギは痙攣をおこしている。

 このテストを行った人物は、「何が起きたか分かったでしょう。これがあなたの運命だ。アラウィト派の不信仰ものよ。アラーの名によって誓うが、このガスを吸って1分後には、このウサギのようにあなたは死ぬ」

以前、シリアの外務大臣は武装反政府勢力が化学兵器をシリア軍とシリア市民に対して使用するかもしれないと警告をしたことがあった。

 「テロリスト・グループはアレッポ東部にある毒性塩素工場を掌握したらシリア人に対して化学兵器を使用するかもしれない」と、SANA通信は外相の言葉として報じた。

 外務省はシリア・サウジ化学会社(SYSACCO)の工場について語っていると考えられる。この工場はアレッポ近郊のサフィラにあり、今週初めにアルカイダ系のアルヌスラ戦線によって奪取されたものだ。

 テロリストは一般市民にとって安全な場所でなくなるように何日間か激しく活動を強化していたが、政府軍は殆どの地区から追い出して、何十人もの死者と逮捕者を出させた。

 シリアは重装備のギャングらが2011年3月以来、組織だった攻撃をシリア警察と国境警備隊に対して行って以来、紛争の中にある。

 反政府ラリーで武器使用による衝突になってから、警備部隊メンバーを含む数百人もの人々が殺害されてきている。

 政府は無法者、破壊工作者、武装テロリストたちが殺戮行為をおこなっていることを非難し、それが外国から組織されたものであることを指摘している。

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シリアの反政府ゲリラたち

◆12月20日

 シリアの紛争が首都ダマスカス周辺にも及びだした為、ロシア政府はシリア在住のロシア市民の避難用に軍艦を地中海に派遣したという。一時は政府軍が優勢であったが、欧米側の反政府勢力に対する対空ミサイル供給などがあって、反政府側が攻勢に出ているようだ。

 シリアに対してトルコからの傭兵の流入と、ヨルダンでも欧米に訓練を受けた傭兵らがいるようだ。こうして広い国境線のあちこちからゲリラが侵入し、テロ活動を行うのだから、政府軍が勝利できないのも分かる。それでも、多数を占めるスンニー派を内に抱えているシリア政府はよく持ち応えている。

 スンニー派のシリアの副首相は、反政府勢力も政府側もこのシリア紛争の勝利者にはなれない、と発言したようだ。政府側の人間の発言としては看過できないものだが、多数派のスンニー派の一人としては、客観的な発言でもあるのだろう。これはやはり今のアサド政権が真っ当な政治をしてきたことが背景にある、と言える。シリア人一般はスンニー派も含めて大方がアサド支持なのだ。

 しかし、最近はアメリカ政府もシリアの反政府勢力側をシリアを代表する組織として承認したから、ますますシリアに対する逆風が強くなってきている。そして今度のロシアの軍艦寄港である。アサド大統領と彼を支持してきたシリア国民の心情を思うと切ないものがある。

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●ロシアが避難用にシリアへ軍艦を派遣
http://www.belfasttelegraph.co.uk/news/world-news/russia-sends-warships-to-syria-to-prepare-for-evacuation-16252386.html
【12月19日 By John Hall】

 ロシアはシリアからロシア国籍を持つ人々を避難させる準備として地中海へ軍艦を送った、とモスクワ通信が伝えた。

 この動きはシリアのアサド大統領の主要な同盟国であるロシアが、ダマスカスを反政府勢力が脅かしていることについて危惧していることを示す最初のサインである。

 ロシアの動きは、ダマスカスから2マイルのところにあるヤルモク・パレスチナ・センターを反政府勢力が掌握した翌日になされたものだ。このキャンプはダマスカス攻略のための起点になりうるところだ。

 反アサド勢力は21ヶ月間にわたる攻撃をしてきたが、最重要な軍事・外交的勝利はこの数週間で起きた。

 彼らはシリア中の軍関連施設を掌握したことと欧米・アラブ諸国から承認を受けたことである。

 ロシアはアサドの同盟国として背後で支援してきており、武器の主要な供給国であったが、今週になってアサドの辞任に反対であることを繰り返し主張すると同時に反政府勢力が勝利することについて憂慮を示した。

 ロシアのインターファックス通信は匿名の海軍筋の言葉として、2隻の軍艦、1隻のタンカー、1隻の護衛艦がバルチック港から地中海へ向かったという。地中海にはシリア沿岸にロシアはタルトスに軍港を持っている。

 「これら船団はシリア沿岸に向かっている。必要ならばロシア市民の避難の支援を行うことになる。この措置は迅速に行われかつ機密性の高いものであった」とこの筋が語ったと通信社は伝えた。

 シリアで働いている二人のロシア市民が一人のイタリア人とともに誘拐されたということをロシアが確認した翌日に出たこの報道を確証することはできない。

 ダマスカスでは、活動家らが夜間を通して爆発があったと報じ、また早朝には狙撃手がヤルモク・パレスチナ・キャンプ周辺で射撃をしていたという。・・・以下略

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銃乱射事件の犠牲者の親族ら

◆12月18日
 
 14日にアメリカのコネティカット州のニュータウンのサンディフック小学校で起きた銃乱射事件が、どうも仕組まれた事件の様相を示し始めたようだ。仕組んだ方の狙いは、「銃規制」である。銃があるからこのような犯罪が可能なのだから、銃を規制せよ、という主張である。

 下記の記事でヘンリー・メイコウは、この事件がイリュミナティによって仕組まれた、としている。「自殺」した犯人は、別の襲撃者らによって殺されたようだ、という。二人の逃げていく男がいて、どうも警察は彼らを逮捕しているようだが、表だったニュースにはなっていない。

 アメリカには2億丁の銃があると言われている。アメリカ独立以来、銃はアメリカ人であれば合法的に所持できる。憲法で保障されているという。ところがアメリカを支配したがっている存在にとっては、この銃が邪魔である。なんとかしてこの銃を取り締まりたい。それで、今回のような銃乱射事件を時々起こして、銃規制を実現したい、と図っているというわけだ。

 もしも、彼らの狙い通り「銃規制」が実現したらアメリカは内乱状態になるかもしれない。アメリカ人にとっては銃は自由と直接結びついている存在だから、銃を取り上げられるということは、即、自由を失う、ということを意味するからだ。そして、それはまさにその通りなのだ。

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●二人の射殺犯が逮捕された!
http://www.henrymakow.com/whos-really-to-blame-for-school-hooting.html
【12月17日 by Henry Makow Ph.D.】

 ニュータウンの学校射殺事件は9・11自作自演劇の様相を呈し始めた。これはまさに銃規制のための9・11の始まりである。恐らくはあの9月11日同時多発テロを仕組んだ者たちによって成されたのであろう。これが彼らの手口なのだ。いつまでアメリカ人はこのようなポグロム(虐殺)を許すのであろうか?

 現地の警察が送ったテープには、教師の一人が二人の射殺犯が逃げるのを目撃したというレポートがある。

 ジョージ・フレウンドによれば、「この学校の職員らは、あのお人よしの死を報告している。彼は逃げていったこの二人の男たちによって殺されたに違いない。彼らは恐らくは襲撃チームだろう」

 「警察はショットガンを発見していることを報告している。ライフル銃、ショットガン、二丁の拳銃を、それにそれぞれの弾薬をどうやって二つの手で持ち、あんなに多くの人間を殺せるというのか。明らかに一人ではなかったはずだ」

 「二人の人間が逃げていっている。警察は彼らを拘束したようだ。誰かが勾留されている。犯人と言われている射撃者は死体で見つかった。

 別の射撃者の存在は射殺犯であるアダム・ランザ(20)がマスクをかぶり、防弾チョッキを身につけ軍用作業着を着ていた理由を説明している。そうすることで彼はほかの射撃犯と見分けが付かないようにしていたのだ。彼が自殺するつもりだったならば、彼は変装する必要はなかったであろう。

 9・11の時オサマ・ビン・ラディンが即座に非難されたように、今回仕立て上げられた犯人は銃器である。銃規制を求める大合唱の声は、バラク・オバマとニューヨーク市のブルームバーグ市長やダイアン・フェインステインのような彼のイリュミナティ・ユダヤハンドラーに届いている。ホフポストのようなイリュミナティ・ユダヤの代弁者らは激怒している。

 9・11の時のように、今回の襲撃を本当は誰がやったのかということを我々は忘れやすい。

 犯人の兄であるライアン・ランザ(24)は、アダムは精神的障害を持っていたと語っている。かれはアスペルガー症候群を持っていた。隣人たちは彼のことを「自閉症」と呼んでいた。アダムがどんな薬を飲んでいたかを知ろうという声がどうして上がらないのか? 心理的薬物治療禁止を要請する声がどうして起きないのか? アスペルガー患者の拡大されたモニタリングへの要請の声は? アダムがビデオゲームで遊んでいたことに対する問題点は? こういったものを禁止する声が上がったことがあっただろうか?

 アダムは崩壊した家庭の産物なのだ。彼の両親は2009年に離婚した。彼の父親は家を出て再婚した。彼の兄は二年間アダムを見ていない。結婚を支援し家庭を支援せよという要請の声を上げてもいいのではないか? 

 友人の一人はアダムのことを、「ゴート人(野蛮人)」と表現していた。ゴート人は悪魔主義者(サタニスト)であり、あのような殺戮を堪能するかもしれない者たちだ。ゴート・ミュージックや彼らの行動様式を禁止する要請をしてもいいではないか?

 殺戮事件を大げさに報道するメディアに対する規制はどうだろうか? 模倣する者たちが出る可能性があるのだから。

 昨日ヘルマンド地方で27名の兵士が待ち伏せ攻撃を受け殺害されたとしたら、そのことを知るだろうか?

(2001年以来、1827の星条旗に包まれた棺おけがアフガンからアメリカに送られてきた。負傷者数は15460名になる)

 1991年から2009年まで、星条旗に包まれた棺おけを撮影することが禁止されていた。なぜか? 軍事的敗退の報道と棺おけの写真は士気に悪いからだ。

 学校殺戮事件もまた士気に悪い。国民的士気のことだ。 

 しかし、それがポイントである。イリュミナティは士気をくじき堕落させたいのだ。彼らは我々を無防備にさせたがっている。彼らはTSA型の検問所をいたるところに設置したいし連邦支配を強化したいのである。

 それで、彼らは本当の射撃犯である何十億ドルものドラッグ産業、ゴートの悪魔主義あるいはマスメディアの狂騒を非難する代わりに、銃器を非難しているのである。

 もしも教師らが武装していたら、彼らは子供たちを守ってあげられたかもしれない。イスラエルでは誰もが武装し戦いに備えている。

 我々の指導者らはイスラエルを愛しているのだから、もっと銃器を要求すればよいのだ。無くすのではなく。

 アメリカ人は防御が必要だ-イリュミナティにのっとられた自分たちの政府から身を守るために。

 この癌のことをカバリズム(フリーメーソンと組織されたユダヤ人)と呼び、そいつは社会の主要な組織に食い込んでしまっているのだ。

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紅海に面したスーダンのスーダン港

◆12月12日

 紅海に面するスーダンの港にイランの軍艦が立ち寄ったようだ。スーダン大統領のオマール・バシールはイランとの関係強化に熱心である。紅海からインド洋に出る出口をイラン軍艦が睨む形となれば、イスラエルの潜水艦も自由に航行できなくなる恐れが出てくる。

 世界の大国が世界中に自分たちが使用できる軍港を持っているのに対抗して、第三世界に属するイランも自国以外の地に軍事基地を持つようになったわけだ。やればやられる・・・歯に歯を、ということにもなるだろう。

 このイランとイスラエルとの軋轢の行方次第で、ペルシャ湾の運命も決まるし、その内容次第で、日本にエネルギー供給問題が発生することになる。従って、エネルギー問題は慎重に対応すべきであり、日本の電力のほぼ3分の1を担っている原発の将来は、代替となるエネルギーを確保できる見通しが出るまでは、即座に廃炉にすべきではないだろう。

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●スーダンはイランに紅海沿岸の基地建設を許可
http://www.jpost.com/IranianThreat/News/Article.aspx?id=295411
【12月11日 The Jerusalem Post】

スーダンの反政府グループは、政府がイランとの密約で紅海に軍事基地を建設する許可を与えたとして非難した。

 反政府新聞のフリヤト・スーダン紙は10日、匿名の反政府筋の話として、スーダン政府がスーダン沿岸部にイランに基地建設を許可する話をまとめたと述べたことを報じた。

 一方、スーダンの反政府系新聞のアル・ラコバ紙によれば、スーダンの反政府グループの正義平等運動(JEM)は9日、スーダン大統領のオマール・バシールは「非常に進んだ」契約をイランの革命防衛隊(IRGC)と結び、紅海のスーダン港ないしは他の場所に海軍基地を建設させるようにした、という。

 この非難はイランの海軍艦船である1400トンのフリげーt艦であるジャマランと4700トンの支援船のブシェールが8日、スーダン港にドック入りした後に成された。

 正義平等運動のスポークスマンのマフジョブ・フセインは、この数ヶ月で2度目となるイラン軍艦の訪問はイスラエルに対するメッセージを意図したものではなく、イランの軍事基地の建設に関して中東地域の反応を見るためである、と語った。

 スーダンのメディアの記事によれば、スーダン軍スポークスマンのアル・サワミ・ハリド・サードは7日、イラン軍艦の訪問はイランとの軍事交流の一環だと語った。このイラン軍艦は3日間停泊する予定である。その期間中は一般に向かって内部を公開するだろう。

 イランは侵略的海洋戦略を進めてきている。その中には兵器システムや軍艦の拡張も含まれる。その中には、2010年にバンダル・アバスで竣工した国産のモウジ級誘導ミサイルフリゲート艦であるジャマランも含まれる。このフリゲート艦は対潜水艦用装備の対潜水艦魚雷システムや対艦・対空装備を搭載している。

 イラン海軍はホルムズ海峡を抜けて紅海のバブ・エル・マンデブ、スエズ運河、マラッカ海峡にまで行動範囲を広げている。

 海軍のプレゼンスをスーダンや紅海にまで拡張することで、イランはアデン湾でのソマリアの海賊対策の面で、あるいは紅海の航路を支配することで、ハマスが支配するガザに武器を搬入させる面など、いくつかの面で利益を獲得するだろう。スーダン港にイランの海軍が存在するということで、紅海の対面にあるスンニー派のライバルであるサウジアラビアをあわてさせている。

 スーダンの側としては、2008年3月に軍事協力で合意したイランとの関係を良好に保つため、長年努力してきた。

 バシールはイランを何回か訪問している。最後の訪問はイランが非同盟運動(NAM)サミットを主催した時である。バシールは1999年の無血クーデター後23年間権力の座にあるが、とりわけ去年石油が豊富な南スーダンが分離独立し、先月のアメリカの新規の経済制裁による380億ドルの負債問題など、増大する危機的状況を抱えている。

 先月、スーダン政府は前情報機関長のサラ・ゴシュが仕組んだバシール打倒のクーデターを防いだと発表した。

 一方、南コルドファンと青ナイル地区の反乱グループと戦っているスーダン軍は、イランから軍事援助を得ようとしているとして非難されている。

 3月、反政府グループはイランを政府軍の強化のためIRGCを送っているとして非難したが、イランはそれを否定した。

 バシールはスーダンがイランとの関係を親密にしていることを示すことに熱心な反面、イランとの関係による危機について与党の国民議会党内に意見の相違が出ている。

 11月、スーダンのアリ・カーチ外相はスーダン港にイラン軍艦を入港させたことに関して、この件で相談を受けなかったとして政府を非難した。

 イランはスーダン港に10月末に軍艦を送ったことがあった。これはイスラエルがスーダンのハルツームにある弾薬工場に対し空爆を行ったとして、スーダン政府がイスラエルを非難した数日後のことだった。イスラエルはそのヤーモク複合施設を攻撃したことを否定も肯定もしなかったが、スーダンとイランはエジプト経由でガザに武器を搬入しているとしてスーダンとイランを非難している。

 この空爆に対して、バシールは「繰り返されるイスラエルの攻撃」に対抗するため、「最新式兵器」を手に入れるよう図るとして脅した。

 10日、反政府側の情報筋は、スーダン政府はイランとイスラエルの紛争にスーダンを巻き込もうとしているとしてスーダン政府を非難した。

 反政府グループのJEMは、イラン軍艦のスーダン港への訪問はスーダンと湾岸諸国との間のデリケートな関係をめちゃくちゃにする危険性があると指摘した。湾岸諸国からの支援に頼るところのあるスーダンだからだ。カーチ外相はさらに、湾岸アラブ諸国はスーダンとイランとの関係を快く思っておらず、支援を中止することもありうると語った。

 国際通貨基金(IMF)の9月のレポートによれば、サウジアラビアはインフラ・ローンの形でスーダンに対して2億4000万ドルの支援を約束していたという。しかし今までたったの8000万ドルしか実施されていないのだ。

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トルコ・シリア国境に展開されることになったパトリオット・ミサイル

◆12月11日

 NATOがトルコへパトリオット・ミサイルシステムを供給することになった。これに伴って、600人の外国人兵士がトルコに入ることになるようだ。シリアとの国境沿いでトルコから流入する外国人傭兵を相手にシリア政府軍が戦っているため、国境付近が戦場になっており、政府軍の航空機などの爆撃がある。それが逃亡する傭兵らを追撃してトルコ領内を爆撃をする可能性があるのを、トルコはこのミサイルで撃墜するぞという姿勢を示したことになる。

 外国人傭兵らの基地がトルコ領内にあり、シリア政府軍が追撃すればトルコ領内に逃亡避難するので、政府軍も簡単には殲滅できない中、今回のように航空機を撃ち落す高性能ミサイルが配備されれば、政府軍航空機はますますその行動範囲を狭められることになるだろう。

 たとえトルコの領空を侵犯していなくても、侵犯したということにして航空機が狙われれば、今度はシリア側も黙っておれなくなるであろう。そのパトリオットシステムそのものの破壊をしたくなるかもしれない。あるいは、わざとトルコ側が自作自演で破壊工作をし、それをシリアの仕業と宣伝し、全面的にシリア攻撃を開始する口実とするかもしれない。

 実に厄介なことになってきている。

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●600人の外国軍がパトリオットミサイルと共にトルコ支援へ
http://www.plenglish.com/index.php?option=com_content&task=view&id=789041&Itemid=1
【12月11日 Prensa Latina】

 シリアとの国境沿いに展開されることになっている少なくとも6基のパトリオット・ミサイルシステムと共に、600人の外国軍兵士がトルコにやってくる、と本日のメディアが報じた。 

 ザマン紙によると、ドイツ、アメリカ、オランダの国会はトルコにこれら対ミサイルシステム供給を承認する批准プロセスを進めることになっているという。

 ロシアはパトリオットミサイルがトルコに展開されることで中東の不安定化が進むことを考慮し、シリア・トルコ国境沿いでの迫撃砲発砲問題を鑑みて自国の安全保障政策を強化するだろう、と発表した。

 NATO(北大西洋条約機構)の専門家チームは最近トルコを訪問し、トルコ内に展開するミサイルの設置候補地を検分した。

 地方紙は、今回のパトリオットミサイルの件はNATOがシリア危機に軍事的に決定的に介入する最初の試みである、と指摘した。

 三カ国がそれぞれ複数の発射装置を持つ2基のパトリオット発射台をトルコに送ることになっている。

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