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国連安保理で、ヤヌコビッチのロシア軍介入要請の手紙を披露するチュルキン国連大使
◆3月4日
国連安保理でロシアの国連大使が、ウクライナのヤヌコビッチ大統領からプーチン大統領宛に、ロシア軍の介入を要請する書簡があったと語ったという。キエフから逃亡してクリミアに来たヤヌコビッチは、選挙で選出された正当な大統領であり、危険から身を守る為にクリミアに来たに過ぎない。
現在のキエフにいる自称大統領は、選挙で選出された大統領ではないから、正当性は無い。だから偽大統領だ。これは例えば、中国が日本の「反日日本人」などを扇動して大規模デモを全国で起こし、首相官邸を襲うなどした時、首相が北海道に逃げて、そこから米軍に協力を要請したような事態と思えばいいだろう。東京には自称の偽首相が居座っている構図だ。
この時、東北から北海道の日本国民も東京を占拠した反日勢力には反対を表明し、東北と北海道で反旗を翻しているようなものである。東北と北海道の自衛隊も米軍と協力している事態だ。つまり、正当性はどっちにあるかと言えば、東京を占拠した暴徒にあるのではなく、選挙で選出された首相の側にあり、その首相を支持している東北と北海道の勢力にある。民主国家の日本では、選挙で政権の交代を行わねばいけないのだ。これはウクライナでも同じである。
民主国家で革命は無い。革命を起こそうとすれば、その者たちは暴徒となり、警察の取り締まりの対象となる。ヤヌコビッチがひどい奴ならば、次の選挙で選ばなければいいだけの話である。民主主義を標榜する欧米がこぞって、民主国家のウクライナの「革命」を支持するとは、異様な光景である。つまり、この場合、欧米諸国(NATO諸国)にも正当性は無いことになる。
ウクライナでは西側は欧米側に付き、親ロシアであるヤヌコビッチ政権を追い落としたつもりであろうが、ウクライナの東と南は親ロシアであるから、キエフの「新政府」がウクライナの「革命」は成就した、と考えるのは早計である。たまたま首都キエフが西側にあるから、地政学的にキエフは欧米勢力側の手に落ちたが、ウクライナの半分は反革命であるから、これからどうなるか分からないというのが真相だ。ヤヌコビッチはクリミアに政府を移して政府の再編を試みることもできるだろう。そうなれば、ウクライナに二つの政府が出現する。
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●ヤヌコビッチはプーチンにロシア軍のウクライナ展開を書簡で要請
http://rt.com/news/churkin-unsc-russia-ukraine-683/
【3月3日 Russia Today】
ロシア国連大使のヴィターリ・チュルキンは、追放されたウクライナ大統領のヴィクトール・ヤヌコビッチがプーチン大統領に、法と秩序を回復するためにロシア軍を使用して欲しい、という要請の書簡を送ったと語った。
「欧米諸国の影響で、テロと暴力がおおっぴらになされている」とチュルキン国連大使は国連安保理第3回緊急会合でヤヌコビッチからプーチンに宛てた手紙の内容を引用して語った。
「人々は言語と政治的な理由から迫害を受けている」とチュルキンは手紙を読んだ。「そのためこの状況に鑑みて、正当性、平和、法と秩序、安定を回復するため、そしてウクライナの人々を保護するために、私はロシア大統領であるプーチン氏に対し、ロシア連邦の軍事力を使用することを要請するであろう」と引用して語った。
この手紙を読んだ後、チュルキンはヤヌコビッチからプーチンに宛てた手紙の原書のコピーを理事会メンバーの閲覧のために取った。
チュルキンは更に、安保理に対し、ロシア語を語る人々の権利を保護するためのものである、と語った。
ロシアはヤヌコビッチと反対派との間の合意が成されたということが保証されることが必要である、と考えている、とチュルキンは安保理に語った。
チュルキンは、2月21日に発表された、ウクライナ全土からの参加と貢献をもってしての、全政治勢力と地域の利益に適う正当なる国家統合政府の樹立と国民投票による承認を必要とする憲法改正のプロセスを開始することの合意が成されることが重要であると語った。、
チュルキンは安保理で、ロシアのゴールは追放されたヤヌコビッチを権力の座に戻すことではなく、彼が未だにウクライナの正当なる大統領である事を確認し、彼の運命はウクライナ国民によって決定されるべきである、ということだとした。
彼は、ウクライナの「過激派を統制する」必要性を強調し、ウクライナの反対派指導部がこの過激派との関係を絶つよう要請した。
チュルキンは、ロシア黒海艦隊に対する挑発的行為が更に続いているという情報があることを付け加えた。
極右国粋主義者の脅迫と強制的行動が、ロシア人とロシア語を語る人々の生命を危険に晒している状況下で、人民自衛部隊が形成された。これらの部隊は既に、過激派が官庁ビルを占拠したり、大量の火器と爆発物を盗み出すことを阻止している。
治安維持活動を行うクリミアのウクライナ軍
アメリカの国連大使のサマンサ・パワーはチュルキンのコメントに続いて、ロシアの行動は「国際法違反である」と語った。
「本日、ロシアのジェット機がウクライナの領空に侵入したのは事実です」とパワーは語った。「ロシア軍の行動は国際法違反です。ウクライナ領内のロシア軍基地は確保されている。ロシアの動員は想像上の脅威に反応したものです。起きていない、ないしは実行されていない脅威を根拠とした軍事行動は正当化されません。ロシアはウクライナの政府と直接交渉する必要があります」と彼女は語った。
パワーはウクライナに人権監視員を派遣するようまた、ロシアに対しては展開している軍を「即座に撤退」させるよう呼びかけた。
「ロシアは事態が異なる方向に動く事をいくらでも願う権利はある。ロシアは軍事力を使用してそれを表現する権利は持っていない」とパワーは語った。
国連ウクライナ大使のユーリー・セルゲイェフは、ウクライナはクリミアに入るロシアの発表された理由について、「納得させうる回答」を受取っていない、と語った。
「あなた方はこれをクーデターと呼ぶ。我々はこれを尊厳のある革命と呼ぶ」とセルゲイェフは語った。
「我々ウクライナはロシアとは違った人権に対する見解を持っている」とセルゲイェフは語った。
中国の国連代表のリウ・ジエイは、ウクライナの最近の過激な暴力沙汰を非難する、と語った。
「我々は法的枠組みを通しての相違の解決をするよう」、また全ての人々の権利を保護するよう全ての勢力に督促すると語った。
キエフのウクライナ国会は、東部と南部地域のロシア語を話す人々の住んでいる地域の人々に、ロシア語の地位が与えられていた法律を廃止することで混乱を与えた。これを新政府の差別的姿勢の表れと見て、いくつかの地方ではキエフ政府を非難、自分達は新しい政府の命令を受け入れないだろうと宣言した。
クリミア当局は国会がこの法律を廃止した後、ロシアの支援を要請した。
クリミアの半分以上の人口はロシア人で、ロシア語だけを使用している。住民らは、3月10日にウクライナの自治共和国の運命を決める国民投票を行うと発表した。
クリミア当局は、キエフの自称政府を弾劾し、クリミア半島に展開しているウクライナの法実施機関と軍はクリミア当局の命令を受けるべきと宣言した。クリミアの大多数の部隊はクリミア政府側についた。
事態が悪化する中、ウクライナの自称大統領である、アレクサンドル・トゥルチノフは言語の投票には反対であると語った。彼は3日夕刻、言語法を廃止する決定には署名しないであろう、と語った。代わりに、彼は作業グループがウクライナであらゆる言語の使用を許可するという新しい法律の原案を作成するまで待つであろうと語った。
1990年代、セバストーポリの地位はロシアとウクライナの間の際限のない議論の的だった。交渉の後、この都市とその周辺はウクライナの中の「重要州」の地位という特別な地位を獲得し、少なくとも2047年までロシアの黒海艦隊用にいくつかの海軍用施設が貸し出された。合意に従って、ロシアはクリミアには2万5000人以下の戦力を保持することができる、とRIAノーボスチは報じた。
自薦の政府による脅威を感じ、多くの地方政府がそれに反対して立ち上がった。東部と南部の何千人もの人々が大都市の通りに溢れ出し、地方政府に対し、キエフの新政府の命令に対し不従順を貫くよう促した。地方の人々はキエフの新政府を正当性がないと見做してきたので、その命令を拒否するよう地方政府に要求している。
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ウクライナの東側にある都市では反ウクライナ政府・親ロシアのデモが行われている
◆3月3日
クリミア自治共和国に派遣されているウクライナ軍は自治共和国側につくことを決定したという。ベレゾフスキー海軍総司令官がクリミア共和国側についた、という報は日本でも報じられている。海軍だけではないのだ。
クリミア自治共和国だけでなく、ウクライナの東半分の各都市では次々とキエフ当局に反対し、ロシアの国旗を振ってロシアへの帰属を願う大衆がデモを行っている。このまま行けば、ウクライナは分離する可能性が高まるであろう。
ロシアにとっては歴史的、民族的にウクライナは兄弟国家であり、血を流してナチスから守った地であるから、親ナチス勢力が支配する新政権がウクライナに出来て、ロシアと敵対的になることは恐らく絶対に許せないであろうから、戦争をしてでも、少なくともウクライナの半分(東側)は渡さないであろう。
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●クリミアのウクライナ軍はクリミア政府側についた
http://rt.com/news/ukraine-military-russia-resign-437/
【3月2日 Russia Today】
ウクライナのクリミア派遣軍はクリミア自治共和国側につくことを決め、その宣誓をまもなく実施すると思われる、とロシア通信社が報じた。
「今日、クリミアに展開中のウクライナ軍の大多数はクリミア自治共和国当局側につくことにした。その変更は一発の弾丸の発射もなく完全に平和裏に行われた」と匿名の情報筋がRIAノーボスチに語った。
この情報筋は官僚の何人かは逃亡し、辞表を提出した者もいる、と語った。
クリミア軍に対しては何ヶ月も給料が支払われてこなかったと同じ情報筋がRIAノーボスチに語った。
新しく指名されたデニス・ベレゾフスキー海軍少将はクリミア国民に対する忠誠を宣誓した、と通信社は報じた。
「ベレゾフスキー・デニスなる本官はクリミア国民に対する忠誠を宣誓し、規定に従ってその保護を誓う者である」と、彼は語った。
以前、クリミアのウクライナ軍は大量の辞職者が出ていた。宿舎に住みながら、武器と弾薬はいわゆる「自衛軍」の保護下に置かれた。
自衛軍がシンフェロポリの通りの治安維持活動を継続する中、朝早くから辞職願が届いていると、RIAノーボスチは特派員からの情報として報じた。
2月27日以来、シンフェロボリの最高評議会とその他の建物は現地の人々による自衛軍によって占拠されている。
クリミアの副首相のルスタム・テミガリエフは、ウクライナ軍は軍事力を放棄したこと、またクリミアには活動する部隊は存在しない、と発表した。
「クリミア領のウクライナ軍全体は封鎖された」とインターファックスは報じた。「自衛軍がクリミア空港と飛行場の滑走路を制圧している」と報じた。、
副首相は、クリミアの保安部隊と緊急展開部隊はクリミア政府に報告を上げている、と語った。
キエフの自称新政府が、ウクライナで公式文書ではウクライナ語以外の使用を禁止する法律を導入した後、抗議活動が始まった。クリミアの半数以上がロシア人で、ロシア語を使用している。住人らは3月10日に自治共和国の運命を決める国民投票を実施すると発表した。
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親ロシアの青年らが親EUグループから守る為、民衛隊を組織している
◆2月27日
ウクライナで親ロシアのヤヌコビッチが追われ、政権が崩壊した。この運動を引っ張った者たちは、かつてソ連がナチスと戦ったとき、ナチス側について戦った西ウクライナの人々だ。しかしウクライナには親ロシアの人々も存在している。特に一時期ロシア領であったクリミアは親ロシア勢力が強い。彼等は今回の革命運動を認めていない。
欧米マスコミは例によって、今回のウクライナの革命を極右国粋主義者でナチス礼賛者たちによる運動と言う事は全く報じていない。ヤヌコビッチの失策や浪費的な側面ばかりを強調し、新政権の危険性には全く言及しない。ナチスを敗北に追いやったのは、実際はソ連であったから、親ナチス勢力がウクライナを支配する構図はロシアにとっては受け入れがたいものとなる。
もしも新政権がウクライナ在住のロシア人ないしは、親ロシアのウクライナ人を弾圧するようなことをすれば、ウクライナの地はロシア軍の介入を避けられないだろう。一触即発の段階が迫りつつある情勢である。
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●クリミア:ウクライナの反ロシア革命に反対
http://www.irishtimes.com/news/world/europe/crimea-vows-to-resist-ukraine-s-anti-russian-revolution-1.1704466
【2月26日 THE IRISH TIMES】
「ここにはメイダン(広場)なない」とヴィターリは言った。彼はクリミアの首府であるシムフェロポリのレストランの若いウェーターだ。「それを作ろうとした者たちがいたが、出来なかった」と語った。
「メイダン」はウクライナの名前で、キエフの独立広場という意味と、そこでの抵抗運動の両方を意味している。この運動でヤヌコビッチの政府は崩壊した。
メイダンとその他の中・西ウクライナの広場は何ヶ月もヴィターリのような若者が占拠してきた。彼等はヤヌコビッチが体現したような腐敗、貪欲、暴力に飽き飽きしていた者たちだ。いまや、彼等は自分達の国を変えてくれるものと今回の革命を祝っている。
「これはそういうことではない」とヴィターリは説明した。「私はメイダンには反対でありロシアが好きだ。クリミアの殆どの人々は私と同じだ」と彼は語った。
北アイルランドより倍大きい黒海に面したこの半島の多くの人々は、ロシアが、ウクライナの革命運動家らは暴力的でロシア語をしゃべる人々の権利を奪い、クリミアのロシアとのつながりを弱める意図を持つ欧米の支援する極右国粋主義者たちだ、というロシアの説明に納得している。
この自治共和国と反抗的なロシア人が多数を占める地域はウクライナの新しい支配者たちの主要な懸念材料である。彼等はロシアがこの地の人々を「保護」するために、そしてセバストポリ港のロシアの黒海艦隊を自由にするため、軍事介入するのでは、と恐れている。昨日、二台の兵員輸送装甲車が基地近くに駐車した。
ヤヌコビッチが逃亡したのはこのクリミアである。高官らは、彼を最後に見たのは23日の夜で、セバストポリから20kmも離れていないバラクラバ近くだったという。
■行動の要請
今日、クリミアのシンフェロポリにある議会はウクライナ危機を議論する特別集会を計画している。また、何百人もの人々が、彼等の指導者らがラジカルな行動を取るよう要請するために議会の外で集会を持った。ロシアとクリミアの国旗を振って、ある者たちは独立のための国民投票を呼びかけたり、またある者たちはロシアとの統合を叫んだ。
群集が「ロシア、ロシア」、そして「クリミアよ立ち上がれ」と叫ぶ中、議会の演説者のウラジミール・コンスタンチノフは、彼等に向かって語りだした。
「あなた方のクリミアの運命に対する警告と心配を共有するものだ・・・我々は最後まで、自治共和国のために戦うだろう」と彼は語った。
「現在、キエフは我々の問題を解決しようとはしない、従って我々は団結し決意を持って行動しなければならない。クリミアの人々は十分力強い。ネオ・ナチはクリミアでは広がらない。我々はクリミアを裏切らない」と彼は語った。
多くの抗議デモ者らはオレンジ・黒のリボンを身につけている。これはメイダン運動に反対を表すシンボルカラーである。彼等はロシア軍のセント・ジョージ・リボンにヒントを得た。第二次世界大戦でナチスと戦って勝利した赤軍に関連したものだ。
「我々はロシア人であり、我々は我々の歴史的な故郷であるロシアと一緒になるべきなのだ」と、若い抗議デモ参加者が語った。「我々はウクライナの本当の一部となったことは無かったし、キエフの新しい指導部は、我々を代表する者たちではない。と言うより、彼等は我々にとっては危険な存在だ」と彼は語った。
ここでの多くの人々のように、彼は今日の革命家らを独立国を目指してナチスと共に戦った西ウクライナのゲリラ達の末裔と見ている。
多くのクリミア人がキエフの新しい政府についての恐れは、ウクライナの中で広く語られているロシア語の地位を強化した2012年法を、先週末に国会が破棄したことで、強まった。
■一つの言語
18世紀から1954年まではロシアの一部であったクリミアのことを語りながら、「何故人々にウクライナ語という一つの言語だけしゃべるよう強制するのか?」と、シムフェロポリで教師をしているオルガは語った。「それは私達の文化と伝統を無視していることを示している」と彼女は語った。
多くのロシア語を語る人々は、ウクライナの新政府が、抗議運動の中で主要な働きをした極右国粋主義者によって右寄りにされるのでは、と心配している。
ロシア人の高官らはウクライナの政治的混乱がウクライナの中のロシア人市民に対する脅威となっていると警告している。多くのロシア人がクリミアに住んでいる。ロシア政府は、ロシア国籍の者たちを保護するために2008年にグルジアと戦争をした、と言っている。
「もしも我々の仲間の生命と健康が危険に晒されるのならば・・・我々は一方の側に留まることはしない」と、国会の旧ソ連邦連携委員会を率いるレオニド・スルツキーは昨日、シムフェロポールで語った。
この町は今日、引火点になろうとしている、反メイダン運動の者たちが国会の外で集会を計画しているし、親革命派のクリミア・タタールの者たちはそれに対抗することを計画しているからだ。タタール人はソビエト時代には弾圧を受けて苦労し、それでロシアとの近い関係に反対している。
「我々はずっと反対派だった。仲間がキエフで傷ついた」と、何十人ものタタール人がシムフェロポリの自分達の本部の外に集まる中、活動家のザイル・スメドリャエフは語った。
「キエフで人々を襲い殺した警備隊はここでは保護され称賛されている」と彼は語った。
「我々は一人の独裁者を追い出したが、今やクリミアの指導者らは我々の祖国をロシアの独裁者の方に引っ張ろうとしている。そうさせてはならない」と彼は語った。
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イスラエル国防軍の野戦病院のテロリストを見舞うネタニヤフ首相
◆2月20日
イスラエルのエルサレム・ポスト紙が、ゴラン高原にあるイスラエル国防軍の野戦病院で、治療を受けているシリアで戦って負傷したテロリストたちをネタニヤフ首相らが訪問している、と報じた。
イスラエルがこのイスラム教徒過激派でアルカイダ系テロリストを支援し、シリアのアサド政権転覆を後押ししている事が分かる。そのくせ、自分達はイランのことを、テロリストを支援する悪の国だと喧伝している。イスラエルはどこまで行っても、欺瞞の国である。
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●イスラエル軍はアルカイダ系テロリストを支援している
http://www.globalresearch.ca/israeli-military-support-to-syria-al-qaeda-terrorists-operating-out-of-the-golan-hights/5369619
【2月19日 By Prof Michel Chossudovsky】
エルサレム・ポスト紙はイスラエルのネタニヤフ首相がゴラン高原にあるイスラエル国防軍病院を訪問したことを報じた。
この病院は負傷したアルヌスラ戦線傭兵の手術を行う為に、イスラエル国防軍(IDF)によって支援されて設立されたものだ。エルサレム・ポスト紙は聖戦主義者の手術を支援する為に使用されている、と認めている。
ネタニヤフはこの病院のことを、「世界の善を世界の悪から分立させる」場所である、と語った。
「善」とは、ネタニヤフによれば、「イスラエル」であり、それは手厳しい皮肉であるが、シリア内のアルカイダ系の「自由戦士」を全面的に支援している;「悪」とはアサドを支援しているイランのことを言っている。
この善は、首相が言うには、イスラエルであり、それは「シリアで日常的に起きている殺戮から生命を救っている。これがイスラエルの本当の顔である」と語った。
この悪は、彼が言うには、イランのことで、それはこの殺戮を進めている者たちに武器を与えている国である、という。
IDFの野戦病院はIDFの特殊部隊と協力しているアルカイダを支援する為に設立されたのだが、ネタニヤフはイランのことを、「世界中のテロリスト・グループを支援している」ため、事ある毎に非難している。
このIDFのトップの軍人は暗に、「シリア内の世界の聖戦主義の戦士ら」はイスラエルによって支援されている、と認めている。
ネタニヤフはゴラン高原をモシェ・ヤアロン国防大臣とベニー・ガンツ参謀総長共に訪問している。
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ウクライナ政府に反対する人々
◆2月19日
ウクライナでは再び反政府の抗議デモを行う者たちと当局とが衝突し、多数の死者まで出ているという。1月30日号「西ウクライナのクーデター」で示されたように、これは世界制覇を目指す欧米に基盤を置く新世界秩序勢力が、その道を阻むプーチンのロシアを弱体化させるため、兄弟国であるウクライナをロシアから切り離すための陰謀の結果である。
もしもこれでウクライナがEU側に組み込まれるようなことがあれば、ロシアはあらゆる面で、凶暴化する可能性がある。窮鼠になったロシアが逆に凶暴になって欧米に向かってあらゆる面で攻勢に出る可能性がある。戦争も辞さなくなるであろう。
だから、以下の記事にあるように欧米は金をばらまくことで反政府デモを組織し、人々を扇動し暴力沙汰を起こすような陰謀工作をやめねばならない。もしも第三次世界大戦が起きれば、北半球は本当に人間が住めなくなるかもしれないのだから。
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●アメリカとEUはウクライナの反乱者らに金を与えている
http://www.activistpost.com/2014/02/us-and-eu-are-paying-ukrainian-rioters.html#bPqusuc4lqOwlO61.03
【2月17日 Paul Craig Roberts - Activist Post】
アメリカがウクライナの暴力的抗議運動をアメリカの税金を使って扇動しているという、読者からいくつかの確証情報が入ってきている。アメリカはフードスタンプ用の資金がなく、あるいは住宅の差し押さえを阻止する事ができないでいるが、ウクライナ政権を転覆させるための資金はたっぷりあるのだ。
ある読者は以下のように書いてきている:「私の妻はウクライナ国籍であるが、彼女はズトミールにいる両親と友人らと毎週交信している。彼等によれば、デモ活動家らの殆どは200~300グリヴナ、およそ15~20ユーロを受取っている、という。更に聞くところによれば、EU側の最も活動的なグループで「支払いアウトレット」であるのは、ドイツの「コンラド・アデナウアー・スティッフンク」で、これはCDU、つまりメルケル夫妻の党と密接な関係を持つグループなのだ。
2月12日に、「アメリカと共謀しているデモ隊はウクライナを不安定化している」で報告したように、狂気じみたロシア嫌いでネオコン戦争屋のヴィクトリア・ヌーランド国務副長官は、ナショナル・プレス・クラブで、去年12月に、アメリカは、「ウクライナに相応しい未来」を与えるという、ウクライナにおけるアメリカの目的を達成するため50億ドルを「投資」した、と語った。
ヌーランドはオバマ政権高官で、ウクライナの金で雇われているデモ隊が現行の選挙に勝利し独立した政府の閣僚たちから政権を奪う事に成功したら、押し付けようと意図しているウクライナ政府メンバーの名前を挙げるところを現行犯で見つかった者だ。
EUが統制する中で、ウクライナの将来と語ることで、ヌーランドが何を意味しているのか、と言えば、ラトビアやギリシャのようにウクライナが丸裸にされるということであり、ロシアに対するミサイル基地としてアメリカに利用される、ということだ。
モルドバから寄せられた情報の確認のため私が要請したものに回答してくれたものから、欧米の新聞とテレビが調査すべきである、アメリカが暴力的な反乱デモを扇動したという十分なる証拠がある。
しかし、彼等はしなかった。我々が知るように、偏向報道する者たちはアメリカの犯罪と二枚舌を可能にする者たちである。しかしながら、アメリカのメディアは、ウクライナ政府は政府に好意的な集会をするようウクライナ人に金を与えていると報じている。カール・マルクスが書いたように、金は全ての物を売買される商品に変える。だから私はデモ抗議者が両方の側で活動しているとしても、驚かないだろう。
勿論、全てのデモ抗議者が金をもらっているわけではない。通りには多くの騙されやすい人々がいる。彼等はウクライナ政府の腐敗に抗議しているのだ、と考えている。
何人かの人々から聞いたことがある。ウクライナ政府が腐敗しているというのはそうだろう。腐敗していない政府ってあるだろうか?政府の腐敗というものは世界的なものだ。一難去ってまた一難である。ウクライナのデモ抗議者はEUに参加することで腐敗を逃れることができると考えているようだ。明らかに、これらの騙されやすい人々は2月3日にEU内務委員によって出されたEUの腐敗に関するレポートについては知らないようだ。
このレポートは、ビジネスと政治の結びつきによる腐敗はEUの全28カ国メンバー国に行き渡っていて、EU経済の年1622億ドルの損失となっているとある。明らかにウクライナはEUに参加することで腐敗を避けれるということにはならないだろう。腐敗はますます悪化することだろう。
ウクライナ人が政府の腐敗に抗議することに反対する者ではない。確かに騙されやすい人々は、腐敗したEUとアメリカの手中に陥れば学ぶ事になる教訓から利益を得ることが出来るかもしれない。私が反対するのは、デモ抗議をする者たちは、アメリカの手中に陥ることで、自分達が世界を危険な戦争への道に押し出すことになる、ということに気がついていないという点である。もしもロシアがウクライナ領土内にアメリカ軍基地とミサイル基地の建設を許すような事があれば、驚きである。
第一次世界大戦を起こしたようなグレート・ゲームをするのは、ヌーランドのような愚か者であった。第三次世界大戦は最後の戦争であろう。覇権を樹立するために世界中であらゆる機会を利用しようとするアメリカの動きは我々を核戦争へと押し出している。
ヌーランドのように、西ウクライナのかなりの人口はロシア嫌いの人々だ。ウクライナ人がロシア人を嫌うケースを知っているが、アメリカの金で扇動されたウクライナ人の感情を、歴史のコースを進ませてはならない。いかに騙されやすく思慮のないウクライナ人が世界を破滅に追いやったか、と書き残す歴史家は、一人も残らないだろうから。
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