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7万5000人の外国人民兵らがシリアでシリア政府軍と戦っている
◆2月13日
シリアには今や50カ国から7万5000人から11万5000人もの外国人民兵がシリア政府と戦っていると、アメリカのジェームズ・クラッパー国家情報局長官が語ったという。
アメリカは自由シリア軍というシリア人の反政府民兵らに支援をしてきていると語っているが、ではこれらの外国人民兵等に対する武器や資金は何処から流れてきているのか、と言えば、これはサウジアラビアなどの湾岸アラブ諸国と見られている。そしてこの自由シリア軍と他の反政府勢力内の過激派のグループとは内部抗争をしている有様なのだ。なにをか言わんや、である。
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●50カ国から7万5000人の外国人民兵がシリアに来て戦闘
http://en.alalam.ir/news/1564931
【2月12日 ALALAM】
アメリカの高官は7万5000~11万5000人の民兵が1500のグループに分かれてシリア政府と戦っていると語った。アメリカ国家情報局長官のジェームズ・クラッパーによれば、2万6000人以上は過激派の思想を持ち、最も残虐な者たちである、という。
「2万から2万6000人ほどを過激派と見ている」と彼は上院外交委員会で11日語った。「そして、彼等は戦場での戦いぶりがいいので、非常に影響力がある」と語った。
アメリカのこの高官は、50カ国から7万5000人の外国人民兵がいる。多くはアルカイダ系で、パキスタンとアフガニスタンからシリアにやってきている、と語った。彼はまた、シリア政府と戦っている民兵はシリアの危機を「終末的災厄」に変えてしまった、と語った。
「彼等は恐ろしい者たちだ。人道的災害と250万人の難民、650万から700万人の国内での移住、13万4000人以上の死者と言うことを見れば、それは終末論的な災厄だ」と彼は語った。
シリアは中東における不安定の源になったし、それはヨーロッパとアメリカに対する安全保障上の脅威である、と語った。
これは、アメリカが自由シリア軍と言われる民兵に対する武器と弾薬の供給を1月に2倍以上にした時に言われたのだ。
この自由シリア軍は欧米が支援する反政府組織であるいわゆる、シリア国民評議会(SNC)に繋がる組織である。
アメリカは1月22日にスイスでジュネーブ2会議というものが開催されてから600トン以上の軍事援助を民兵等に施してきた。シリアは2011年3月以来、死活的な戦闘に巻き込まれている。
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3万7000人が警備するソチのオリンピック村周辺をパトロールする警官
◆2月11日
ソチ冬季オリンピックに対するテロの脅威は、そのテロリストを育て、訓練を施し、資金を提供している勢力の思惑如何にかかっている。つまりチェチェンのテロリストを育て、訓練を与え、資金を提供してきたのが欧米勢力であるから、これはロシアと欧米側との駆け引きの場となっている。
ソチが黒海という、ロシアの石油とガスのパイプラインが通過する地帯に位置しているという戦略的要素が更に脅威に拍車をかけている。欧米側が「テロとの戦争」を口にしながら、実際はそのテロリストを育て訓練を施し、道具として利用しロシアに対する攻勢を掛けるという、いかにも卑劣極まりない所業をしているのが現実だ。そしてその所業の故、欧米自身が遠からず、子飼いのそのテロリストらに攻撃される日がやってくるであろう。
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●ソチ・オリンピックとテロ攻撃の脅威 (その2)
http://www.globalresearch.ca/the-sochi-olympic-games-and-the-threat-of-a-terrorist-attack-who-is-behind-the-caucasus-terrorists/5367601
【2月6日 By Prof Michel Chossudovsky - Global Research】
チェチェンのアルカイダ系のジハーディストのこの二つの主要なグループは、3万5000人の要員を抱えている。彼等はCIAの代理のパキスタン軍の情報機関(ISI)の支援を受けていた;資金提供はサウジアラビアからワッハービ派を通してチェチェンに流されていた。
このISIはチェチェンの反政府軍の訓練と組織化の面で重要な役割を果たした:1994年、パキスタン内部情報機関はバサイェフと彼の信頼する部下達に集中的なイスラム教的な思想教育とゲリラ訓練をアフガニスタンのホスト地方で行った。ここにあるアミル・ムアウィア基地は1980年代初期にCIAとISIによって設立され、アフガンの有名なグルブディン・ヘクマティヤールによって運営されていた。1994年7月、アミル・ムアウィアの訓練を終えたバサイェフはマルカズ・イ・ダワール基地に移動し上級のゲリラ戦術の訓練を与えられた。パキスタンでは、バサイェフはパキスタンの最高位の軍と情報機関将校らと面会した。
訓練と思想教育を終えると、バサイェフは1995年に最初のチェチェン戦争でロシア軍に対する攻撃を指揮するよう配属された。
■地政学とソチ冬季オリンピック
ソチ・オリンピックは黒海のロシアの石油とガスのパイプラインが交差する戦略的位置にある。
可能性としてあるテロ攻撃についての禁じられた質問は、誰がテロリストの黒幕なのか、ということだ。、
アメリカが支援していたチェチェンの反政府勢力は1990年代にロシア軍に敗走したが、いくつかのアルカイダ系グループは、コーカサス首長国民兵グループ、イマラト・カフカス(IK)は生き残り、ロシアの南部コーカサス地方で活動を継続している。
ロシアにいるアルカイダ系グループと広範な中東、中央アジア、バルカンのジハーディスト・グループは、CIAの情報アセットとなっている。彼等はソチ・オリンピックの大会中にテロ事件を惹き起こすことに利用されうる存在だ。
言うまでも無く、ロシアはアルカイダが欧米の道具であることを知っている。そしてロシアはオリンピック・ゲームの安全を確保する上で脅威となっているテロ・グループをアメリカが秘密裏に支援していることを知っている。
ロシア軍と情報機関の上層部では、これは知られていて、書類に認められ、議論されていることだ。さりながら同時にこれは、「触れてはならない真実」である。公の場で語ってはならないし、外交問題にしてはならないタブーとなっている。アメリカはロシアが知っている、ということを知っている:「私が知っていることをあなたが知っているということを知っている」のだ。
更に本質的な問題で、ロシアと欧米のメディア両者とも明らかな理由のため語らないことがある。
■コーカサス・テロリストの黒幕は誰か?
■どんな地政学的利権が働いて、アメリカとその同盟勢力はソチ・オリンピックで「自作自演」テロの引き金を引く決断をするのか?
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チェチェンのテロリスト
◆2月11日
ロシアのソチでの冬季オリンピックの真っ最中であるが、かねてより、このソチ・オリンピックに照準を合わせて、テロリストらが攻撃を行うということが言われてきた。幸い開会式から今までは無事に過ごせてきている。しかし今後テロが起きない、という保証はない。
以下は、この問題の基本的な部分に光を当てて分析した記事である。背景にはやはり欧米とロシアの対立構造と言うものがある。これにイスラム国のいくつかが関与し、イスラム教徒でロシアからの分離を画策している勢力が駒として利用されている構図がある。2回に分けて掲載する。
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●ソチ・オリンピックとテロ攻撃の脅威 (その1)
http://www.globalresearch.ca/the-sochi-olympic-games-and-the-threat-of-a-terrorist-attack-who-is-behind-the-caucasus-terrorists/5367601
【2月6日 By Prof Michel Chossudovsky - Global Research】
1月下旬、イギリス政府は「ロシアでのテロ攻撃がソチでの冬季オリンピック前ないしは期間中に起こりうる可能性がある」と警告した(BBC、1月27日2014年)。
オリンピックの聖火がソチに到着すると、CNNは時機を得た形で、「権威ある」世論調査(少人数の1000人対象)で、「57%のアメリカ人はソチ・オリンピックでテロ攻撃があると考えている」という結論を発表した。
以前の報道では、ロシアのイスラム教徒によるテロリズムの焦点となっている、いわゆるチェチェンの「黒い未亡人」テロリストのテロ攻撃という神秘的な脅威に焦点を絞っていた。
「コーカサス帝国を形成することを目指したチェチェン人とロシア人との歴史のため、ソチはテロの主要な標的である」と、テロのリスクを含む災害時のための保険を開発したウー保険代理店は語った(ビジネス・タイムズ)。
ソチのゲームは、地政学的チェス盤上の米ロ間の対立に見られる世界的危機の頂点で起きている。反対に、現在起きているウクライナの抵抗運動は、ロシアが黒海を地政学的に支配していることと関係する。
テロリストの攻撃の根本的な政治的目的はなんであろうか?
これらの偏向したメディアの報道は恐れと不確かさの雰囲気を作り出す意図からのもので、そうすることでロシア当局に対し政治的に当惑させようとするものだ。
テレビとタブロイド版新聞は黒い未亡人に集中する一方、より根本的な問題として、誰がこのコーカサス・テロリスト等の黒幕か、という問題は語られない。
どのニュース報道も、テロの脅威を推し量るためには、必要なこの基本的な問題に注意を向けるところが無い。
アルカイダの歴史と同様、最近のシリアとリビヤでの動きも、アルカイダ・ネットワークは欧米の情報機関によって秘密裏に支援されているということを明瞭に示している。
■歴史:チェチェン・テロリストの黒幕は誰か?
ソチ・オリンピックに脅しを掛けていると言われるチェチェンのジハーディスト(聖戦主義者)の歴史的な根源は何か? 誰が彼等の背後にいるのか?
1990年代、ソ連の崩壊に伴って、アメリカはロシアに対する秘密の戦争を仕掛けた。その目的は戦略的に石油・ガスのパイプライン・ルートの十字路にある、ロシア連邦の「裏切り者の自治地区」であるチェチェンの分離を加速させることだ。
これは秘密の情報スパイ作戦であった。チェチェンの反政府勢力の主なるリーダーの、シャミル・バサイェフとアル・ハタブは、アフガニスタンとパキスタンで、CIAがスポンサーである宿営地で訓練と思想教育を受けていた。
-その2に続く-
シリアにおけるイラクとレバントのイスラム国戦士ら
◆2月4日
昨日の記事で、「このグループはアルカイダのリーダーであるアイマン・アル・ザワヒリによって、アル・ヌスラ戦線と置き換えられた」とあり、アルカイダ系のISIL(イラクとレバントのイスラム国)とアル・ヌスラ戦線との間に確執が存在していることが示唆されていたが、今回の記事では、詳細が示され、ISILはアルカイダ系グループではなくなったとある。
つまりアルカイダ系グループ内での造反劇が存在し、一枚岩ではなくなっている事が示されたわけだ。そうすると、このISILがアル・ヌスラ戦線というアルカイダ系グループと戦闘をしている、という以前からの情報も理解できる。まさに二つの強力な武装グループ同士が内ゲバをしてくれれば、双方に犠牲者がでて、自滅の速度が速まることになるだろう。
この件に関しては、シリア人権監視団体によるレポートに、ISILと他の武装グループ間での内部抗争で、1月中に2300人が死亡したという。これはシリア軍にとっても願ったりの状況になる。またこれは、武装グループに武器と資金を提供してきたサウジ・アラビアのバンダル王子の戦略が失敗しつつあることを示している。
こうして団結し愛国の心情で結ばれたシリア政府・軍・一般国民が外国から侵入したこういったテロリストとの戦いで、一定の期間を踏ん張り続けた結果、侵入者側が分裂し、相互破壊活動をすることで自滅して行く、という対照的な現象が起きていることは注目すべきだろう。
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●アルカイダ:シリアのISILとの関係を断絶
http://en.alalam.ir/news/1562000
【2月3日 ALALAM】
アルカイダ・グループから一般指令が出され、「イラクとレバントのイスラム国(ISIL)」との関係は断絶した、と語られた。このISILはシリアにおいて欧米が支援するシリアの反政府勢力の最強の武装勢力の一つである。
このグループはアルカイダの代表グループとしてアルカイダの旗を掲げシリア戦争に介入したが、後になってアルカイダ・グループの精神的リーダーであるアイマン・ザワヒリによってアル・ヌスラ戦線と置き換えられた。
「アルカイダは、ISILとの関係は無い...この組織はアルカイダ・グループの支部ではないしこの組織とアルカイダ・グループとは組織的関係はない。また、アルカイダはこのグループの行動に責任を持つものではない」と3日、アルカイダ系のウェブサイトに掲載された一般指令書には認められてある。
ISILとアル・ヌスラ戦線は、シリアにおける二つの主要なアルカイダ系武装グループであるが、シリア人と軍兵士に対する数々の残虐行為を行ってきた過激派として最も恐れられてきている者たちだ。
シリアの各地でこれらのグループによってなされた多くの暴力的な刑罰の仕方を示す、公開処刑のビデオがある、
2013年11月、ザワヒリはカタールのニューステレビのアルジャジーラで、音声によるメッセージでISILの解散を命じた。
「イラクとレバントのイスラム国(ISIL)は廃止されることになったが、イラクのイスラム国(ISI)は機能し続ける」とザワヒリは語っている。彼は、イラクのアルカイダのリーダーであるアブバクル・アル・バグダディは、「許可なしに、あるいは私に連絡も無しにイラクとレバントのイスラム国を設立するという過ちを犯した」と語った。
彼は、ISIの支配は、イラクに限られる、またシリアのアル・ヌスラ戦線は、「アルカイダの独立した支部となり、総司令部に報告をすることになる」と語った。
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イスラム過激派の最後の標的とされるアメリカのホワイトハウス
◆2月3日
シリアのアサド政権を転覆させるために、欧米、湾岸アラブ諸国、トルコ、イスラエルなどがアルカイダ系テロリストを利用し、シリアで戦争をさせているが、そうすることで強大になったテログループがその矛先をシリアだけでなく、エジプトのシナイ半島に、更にはアメリカのホワイトハウスまでも標的にする意図を持っているという。
飼い犬に手を噛まれる事態になり出している、と言えよう。フランケンシュタイン博士が自分の作り出した化け物に殺される恐怖を扱った物語を彷彿とさせるものである。自分の作ったゾンビに食い殺される映画「バイオハザード」のオチと同じである。その愚かさに一体、何時気がつくのであろうか?
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●アルカイダの次の標的はシナイ半島、最後はホワイトハウス
http://en.alalam.ir/news/1561167
【1月31日 ALALAM】
レバノンのアルカイダに近い過激派の一人は、シリアの後の過激派の次の標的はエジプトのシナイ半島である、と語ったという新しい報道がある。
クウェートの日刊紙のアル・クァタン紙によると、オマール・バクリは、アルカイダ系の「イラクとレバントのイスラム国(ISIL)」のリーダーであるアブ・バクル・アル・バグダディが、脆弱なシナイ半島に移動する計画を持っている、と明言した。
バクリはアル・クァタン紙に対し、アル・バグダディがシナイ半島に行こうとしているだけでなく、そこを新しいイスラム国にすることと、それを拡大し、最後は地球を回ってホワイトハウスにまで至ることを願っている、と語った。
彼はバグダディが、彼の計画の実行は、意思のある民衆がどう協力するかにかかっていると考えていると語った。そうでないと、大きな戦いが避けられなくなると考えているという。
レバノンにISILの支部を作ったアブ・サヤフ・アル・アンサリについて彼は、「アルカイダのリーダーシップの戦略は、安全保障を基礎としている、彼は他の人々を知っているが、他の人々は彼のことを知らない、彼は打つが決して打たれることはない、彼は他を見るが、他の者たちは彼を見ない、彼は聖職者のように何処にでも行ける」と語った。
彼は更に、アル・バグダディがアブ・サヤフにレバノンのISILを指揮して欲しがっているという事実以外のアブ・サヤフについての情報は少ないと語った。
今月初め、自分をアブ・サヤフ・アル・アンサリだと自己紹介した男が、ある記録映像を発表し、その中で、「我々はアブ・バグダディに対し忠誠を誓う」と語っていた。
ISILまたはISISはアルカイダの主要支部としてシリアに入り、シリア軍と戦いシリア政府を転覆させることを狙っている。このグループは戦争が繰り広げられたシリアの北部の広い部分を支配している。
このグループはアルカイダのリーダーであるアイマン・アル・ザワヒリによって、アル・ヌスラ戦線と置き換えられた。このグループはシリアでアルカイダのための戦いをしている。アメリカが支援するシリアの反政府勢力と協力しているグループでは最強の武装グループの一つである。
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