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ウクライナのネオ・ナチグループのライト・セクターのドゥミトリー・ヤローシュ

◆3月10日

 ウクライナでは「反ユダヤ」と「反ロシア」を標榜しているネオ・ナチの極右国粋主義グループが新政府の中にはいり、国政に参加するようになっている。しかしこの極右国粋主義グループは、今や「反ユダヤ」を標榜することを控えるようになってきてるという。

 ユダヤ人排斥がネオ・ナチと言われるグループから消えていく趨勢になっているのはどうしたことであろうか?結局彼等はユダヤ人の資金を当てにしだした、ということであろうか?恐らくこれは、このウクライナ「革命」も、新世界秩序勢力が、自分達の進む道で最後の障害となっているロシアを敗退させるために、ネオ・ナチのグループをも利用した、ということを示すことになりそうだ。

 この「新世界秩序勢力」はまさにネオ・ナチとユダヤ人との野合のような、アメリカのネオコンに代表されるイデオローグと、ユダヤ金融資本勢力と、アメリカ戦争屋勢力が野合して成り立っている存在と見られるから、今回のウクライナの「革命」の行方も、そのような野合勢力とならざるを得ない、と思われる。しかしそれは、ロシアにとってだけでなく、世界全般にとっても災厄である。

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●ウクライナの”民主化”と”反ユダヤ主義-その1-
 ネオ・ナチのシンボルが”新標準”になる時

 http://www.globalresearch.ca/democratization-and-anti-semitism-in-ukraine-neo-nazi-symbols-become-the-new-normal/5371919
【3月6日 By Julie Levesque】


 ドゥミトリー・ヤローシュ(真ん中)、マイダン・ブラウン・シャツの指導者でテロリズムを惹起したとして国際的にお尋ね者となっている。

 新しい政府の下で、ヤローシュはウクライナの議会でネオ・ナチのライト・セクター団の指導者である。彼の親しい友人の政治的パートナーのアンドリー・パルビは、ネオ・ナチのウクライナ国家社会主義党(スバボーダ・自由党と改名)の共同創設者で、彼は新政府によって国家安全・防衛委員会書記長に任命された。これは国防省、軍、法執行機関、国家安全保障、情報の各機関を監督する重要な立場である。ライト・セクターのヤローシュはRNBOU(国防安全保障評議会)のナンバー2に指名された。ネオ・ナチはウクライナの国家安全保障アジェンダを窮地に追いやるだろうか?


■”新しい標準”にご招待

 以下のビデオで、二つの旗が柱に掲げられているのが見える。これは名誉毀損防止組合(ADL)によって「過激派のシンボル、ロゴ、タトゥーの図表的データベース」に掲載されている:白人勢力の旗と南部同盟の旗」である。



 ケルト十字架はADLによって、「一般的差別主義のシンボル」として識別され、「国際的な白人のプライド」を示すものであり、ネオ・ナチと白人至上主義者によって使用されているものとなる。
 


 南部同盟の旗もまた「一般的差別主義のシンボル」として描かれているもので、「白人のプライド」を表し、白人至上主義者によって使用されてる。



 フランス、イギリス、カナダの旗、それにウクライナの極右国粋主義者のスバボーダ(自由)党の旗も、この二つの白人至上主義の旗の横に並んで掲げられている。

 このADLが”憎悪の展示”と指摘したものは、ヤヌコビッチ大統領を追放した政治勢力のその他のネオ・ナチ勢力の存在を表す証拠に追加された。欧米の主流メディアはもはやこれをロシアのプロパガンダであると軽く否定することはできなくなった。



 左から、南部同盟の旗、白人勢力の旗、スバボーダ党の旗

 マックス・ブルメンソールその他の多くの作家も同様に、ウクライナの選挙で選出された政府の転覆にかかわった政治グループの中にファシスト的勢力の存在を指摘している。

 ウクライナの抗議運動の背後の「三大」政党の一つは、極右国粋主義のスバボーダで、そのリーダーであるオレー・ツァニボクは、「モスクワ・ユダヤ・マフィア」から祖国を解放するよう呼びかけている。ソビボール収容所で3万人近くを死に追いやったことに関わったことで、ナチスの死の収容所守衛のジョン・デムジャンジュクが2010年、有罪判決を受けた後、ツァニボクはドイツに飛んで行き、自分のことを”真実のために戦っている」英雄であると宣言した。

 ウクライナの議会ではスバボーダはかつてない37議席を獲得している。ツァニボクの代理のユリイ・ミハルチシュンはジョセフ・ゲッペルスの言葉を引用することを好む人物だ。彼は最初の頃は”ジョセフ・ゲッペルス政治研究所”という名称のシンクタンクを設立したことがあった。ヨーロッパのネオ・ファシズム研究の指導的な専門家であるパー・アンダース・ルドゥリングによれば、自称「国家社会主義者」のミハルチシュンは、スバボーダの主流派とネオ・ナチのライト・セクターのような勢力との間の主要な橋渡し役となっているという。

 アメリカ政府とスバボーダとの関係を暴露する数多くのレポートがある、いくつかの写真はアメリカとヨーロッパ当局者が問題のスバボーダのリーダーのオレー・ツァニボクと一緒に写っているものがある。


 アメリカ国務次官補ヴィクトリア・ヌーランドとオレー・ツァニボク


 アメリカ上院議員のジョン・マケインとオレー・ツァニボク


 欧州連合外務・安全保障政策上級代表(いわゆるEU外相)のキャサリン・アシュトンとオレー・ツァニボク


 欧州連合拡大委員のステファン・ フューエルとオレー・ツァニボク

 スバボーダ党に懸念を表明してきたADLは、この政党を支援しているアメリカとヨーロッパを非難するまでにはなっていない。2月28日発行された声明で、ADLの全国部長のエイブラハム・フォックスマンは以下のように書いている:

 ウクライナのユダヤ社会は神経質になっている。反ユダヤ的歴史と民族的国粋主義の綱領を持つ極右国粋主義のスバボーダ党は、2012年10月の選挙で10%以上の投票率を獲得し、過去数か月に渡るマイダン革命の政治的リーダーシップを共有し、今週はウクライナ政府内に3閣僚の席を獲得した。

 スバボーダの指導者らは最近は反ユダヤ的声明をすることを控えてきているが、スバボーダのイデオローグの代表者であるオレクサンドル・スチは副首相に指名されたのは問題である。スチのここ数年の演説の内容は、ウクライナ民族主義を推進するもので、これは彼は1930年代から40年代のウクライナ民族運動のリーダーであったステファン・バンデラによって模範が示されているという。当時バンデラは第二次世界大戦でナチスと同盟し、ウクライナのパルチザンによるユダヤ人とポーランド人の大量虐殺に関わったのだ。

 ライト・セクターのリーダーであるドゥミトリー・ヤローシュは在ウクライナ・イスラエル大使のルーベン・ディン・エルと会って、自分たちの運動は反ユダヤ主義と外国人嫌い(ゼノフォビア)を破棄し、それを容認しないであろう、と告げた

 ウクライナのユダヤ人ジャーナリストのエレオノーラ・グロイスマンは「スピルナ・スプラバ」のリーダーであるセルゲイ・ミスチェンコとインタビューを行い、ウクライナのユダヤ人は民族主義者のことを心配している、と告げた。ミスチェンコはそれに対し、ユダヤ人は問題はないし、心配する必要はない、と返答した。彼は、「マイダン広場ではイスラエル国防軍で勤務したことのあるユダヤ人と一緒だった。我々とは仲良くやっていたし一緒に戦ってきた・・・」と語った。

 スバボーダはユダヤ人を真正のウクライナ人として受け入れ、武装した民族主義者らの歓迎の保証に従うであろうか?あるいは、ライト・セクターの約束とスピルナ・スプラバは少数民族主義のスバボーダによって圧倒されるのだろうか?

                          -その2に続く-

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只でウクライナにガスの供給をしつづけることはできない、と語るガズプロムCEO

◆3月8日

 ウクライナが2009年にロシアのガス代金を支払わないことで、ロシア側がガスの供給を一時停止したことがあった。ウクライナはロシアからディスカウントされたガスを供給してもらってきているが、そうしてもらっていてもこの2月分も3月7日の時点で未納のため、ロシアのガス供給会社であるガズプロム社のCEOが、只でガスを供給し続けることはできない、と語った。

 ロシアのガスの恩恵を受けているのはヨーロッパ全域に渡る話で、ドイツもその例外ではない。代替エネルギーに転換しようとしているが、まだまだロシアのガスに依存する割合が大きいから、もしもロシアに対する経済制裁を発動すれば、困るのはヨーロッパの方である。だから、ロシアとしても、「やれるなら、やってみなはれ!」という態度に出れる。

 翻って、日本では、ロシアに対する制裁には消極的な姿勢を維持しているようで、それで正解だ。実際はヨーロッパも制裁などはできないであろう。一人アメリカが息巻いているのも、このウクライナ政変はアメリカが主導したものだからだ。USAIDなどが窓口になって、ウクライナに対する「革命」資金を供給してきていることが指摘されている。謀略であり、違法なクーデターであるから、日本はアメリカのロシアに対する制裁への要請にはお茶を濁していればいいのだ。


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●ロシア・ガズプロム社:ウクライナにただでガスを供給することはできない
Ukraine hasn't paid for gas in February — Gazprom CEO
http://en.itar-tass.com/economy/722649
【3月7日 itar-tass】 

 ガズプロム社のCEOであるアレクシー・ミラーは、ウクライナが2月のガス代金を払っていないと語って、「本日7日はウクライナに向けた2月のガスの支払いの最終日だ」と語った。そして「ガズプロムはその代金をいまだに受け取っていない。第一四半期のディスカウント分で、ウクライナのガスの未支払い分は相当に膨れ上がり、合計18億6000万ドルに上る」と語った。

 「これは実際的には、ウクライナがロシアに対しガスの支払いを停止したことを意味する。これは契約の条項、並びに国際取引のあり方とと完全に矛盾する」とミラーは語り、「我々は契約上の義務を遂行してきたし、遂行し続けるつもりだ」と語った。
 
 「しかしながら、我々はただでガスを供給することはできない。ウクライナは債務を清算し、また現在の供給分を支払うか、そうでなければ事態は2009年の状態に戻ってしまうだろう」と彼は語った。彼はロシアとウクライナとの間のガス供給に関する議論のことを語っている。ガズプロムはウクライナのナフトガズに対するガスの供給を一時的に停止したことがあった。

 「我々はロシア政府に現状に関する情報を上げ続けるつもりだ」とミラーは語った。


●ロシアに対する制裁はドイツのエネルギー分野に影響を与える
http://en.itar-tass.com/economy/722533
【3月7日 itar-tass】

まだまだロシアのガスを必要とするドイツの代替エネルギー源

 ロシアに対する経済制裁はドイツの代替エネルギー源に変換するドイツのエネルギー政策に深刻なダメージを与えるかもしれない、とドイツ経済研究所所長のハンス・ヴェルナー・シンが7日、ドイツのパサウエル・ノイエ・プレッセの出版物の中のインタビューで語った。

 ドイツはそのような制裁はできない、というのは代替エネルギーに変換する過程ではロシアのガスに大きく依存することになるからだ、とこのエコノミストは指摘した。彼によれば、EUの制裁はヨーロッパ諸国に損害を与えるだけだ、という。

 ロシアの影響からウクライナのような国を引き抜きヨーロッパに引き入れるようなことは、考え方が甘い、と彼は考えている。

 ロシアはノルウェーと共に、ドイツの重要なガスの供給国である、とこの出版物は指摘している。

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可愛いらしい顔に恐ろしい本性を隠すユリア・ティモシェンコ

◆3月7日

 ウクライナでは元首相で汚職で逮捕されたユリア・ティモシェンコを再び首相に担ぎ出そうという計画があるという。この女性はかわいい顔をしているが、恐ろしい女性だ。汚職もユダヤ系ロシア・マフィアのセミョン・モグリヴィッチという頭目との関係から生じたものだ。こんな女性が再びウクライナの首相になれば、ウクライナはマフィアの支配する国になってしまう。

 もっともそれこそが欧米の思惑なのかもしれない。蓋を取ってみれば、世界の政治家はそのような闇社会の実力者といい関係を持っている、というのが大方の実情でもあるからだ。これはユダヤ系ロシア・マフィアと戦ってきたプーチンにとっては、許しがたい状況になるだろう。

 ロシアの天然ガスのヨーロッパ向けのパイプラインはウクライナを通過しているから、ヨーロッパがあくまでロシアに対し、ウクライナでそのような謀略を継続するならば、プーチンはガスの元栓を閉めることになるだろう。プーチンを敵に回すことがどれだけ愚かな行為かということを、欧米は骨身に浸みて感じさせられることになるだろう。
 

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●ウクライナ危機は第三次世界大戦勃発の契機になりかねない(最終章)
http://www.darkmoon.me/2014/ukraine-crisis-could-spark-world-war-three-by-lasha-darkmoon/
【3月5日 Posted by Montecristo】


ユダヤ系ロシア・マフィアの頭目のセミョン・モグリヴィッチ


 そのかわいらしい顔とセクシーな髪型で魅力的なユリアは、長いことマフィアの愛人である、ということは指摘されておくべきだ。2005年1月にウクライナの最初の女性首相となり、フォーブスによればウクライナで三番目に金持ちの女性となることで、結果的に深刻な汚職容疑で獄中で時を過ごす羽目になった。今、この囚人だった人物を再びウクライナの首相にしようとする計画が浮上している。

 確かなことは、ユダヤ系ロシア・マフィアの頭目であるセミョン・モグリヴィッチとユリアの親密な仲は、ウクライナをユダヤ人が運営する世界で最も犯罪的なシンジケートの手中に間接的に陥らせる可能性を持つことを意味する、ということだ。ユリアがもしも権力を握ったならば、だが。

 恐らく、それこそを欧米は狙っているのだ。

 ユダヤ人作家で「ロシア・オタク」を自認するベン・ジュダは、プーチンはウクライナで紛争に乗り出すのならば、四つのキーとなる問題について自分に問いかける必要がある、と言っている。

 ここでは問題の1番目だけを紹介するスペースしかない。そこにはベン・ジュダの思考傾向とランボー型の書き方が現れている:「プーチンは、ロシア人に対して、ロシア軍兵士が遺体袋に包まれて帰還し出したら、どう説明するのか?」

 今、ニューヨークでは午前8時だ:アメリカは目覚めだして、過去12時間のニュースを消化しだしているところだ。

 ここにロサンジェルス・タイムズ紙から事態をアメリカに都合よくまとめられたニュースが報じられている。

 共和党のエリック・カンター(ヴァージニア州)が、「議会はウクライナ政府が経済を安定化させ、主権を回復し、政治的妥結を推進することを支援する方法を見出そうとするであろう」

 ベン・ジュダのようにエリック・カンターもユダヤ人だ。

 彼は、熱心なシオニストで、イスラム教嫌いの人物だ。彼はペトレイアス将軍(反シオニストと見られている)を、彼のプライベートな電子メールに不思議なやり方でアクセスすることで、貶めることをやってのけた者だ。

 愛人に向けて書かれたペトレイアスのプライベートなラブレターを、FBIの秘密情報源から入手した、というカンターの話は納得できるものではない。カンターは恐らくこの情報を直に、イスラエルの情報機関から入手したのだ。スノーデンの暴露の後では皆が知っているように、イスラエル情報機関はNSAとの馴れ馴れしく汚れた関係を通して、アメリカで交信されている電子メールと電話のやり取りにアクセスできるのだ。

 疑わざるを得ないことは:秘密の部屋でカーテンの背後から覗き見する時はいつでも、ユダヤ人が影でこそこそしているのを見つける、ということはどういうことなのか、ということだ?

 誰でもネオナチのテロリストにその命が脅かされているウクライナのロシア人の保護に飛び出したプーチンに興奮している。

 リトアニアはロシアから大使を召還した。カナダは昨晩、モスクワの大使を召還した。チェコ共和国はプラハで同じことを今朝行った。

 イギリスはまだ大使の召還はしていないが、昨晩、ロンドン駐在ロシア大使を外務省に呼び出した。

 ロシアの上院はアメリカのロシア大使を召還するよう要請したが、まだそれは実施されていない。

 昨晩、ロシア軍艦はクリミア沖に停泊した。明らかにウクライナとロシアとの間の合意事項に違反するものだ。ロシアはクリミアのセバストポリの基地を230年間支配している。黒海艦隊をそこに維持することはできるが、思うがままにできるというわけではない。

 ロシア軍はバラクラバの沿岸警備隊オフィスを支配した。これもウクライナとの合意に違反することは明らかだ。そのようにアメリカと、アメリカが資金提供しているウクライナのネオナチ・テロリストは言い張っている。

 アンダース・フォー・ラスムッセンNATO事務局長はNATO会議を招集した。彼は以下のような声明を発表した:「私が本日NATO評議会を招集したのは、ロシア軍のウクライナにおける行動ならびにプーチンの脅威がこの主権国家に及んだからだ。ロシアがウクライナで行っていることは、国連憲章に違反している。それはヨーロッパの平和と安全を脅かしている。ロシアは軍の活動と脅威を停止しなければならない」

 オー、ではロシアはウクライナとの合意を無視したわけだ、そうかな?

 これらのとんちき達は、ロシアが行った合意は、民主的に選出された合法的ウクライナ政府との間の合意であったことを都合よく忘れている。。それはクーデターを仕出かした黒いマスクをし軍靴をはいた極右狂信者の群れとの間で交わした合意ではない。

 セバストポリの民兵司令官のセルゲイ・ボチェンコは、タイム誌の記事で、「キエフで鉤十字を付けて走り回っているファシストの屑どもの支配を受け入れるようなことは断じてない」と語ったと言う。

 ウクライナの臨時首相であるアーセニー・ヤセヌークは、ロシアはウクライナに宣戦布告した、と語ったところだ。「これは緊急非常事態だ。これは単なる脅威ではない。これは実質的な宣戦布告だ」と、彼は息巻いた。

 臨時大統領のオクサンダー・トゥルチノフは以下のように語った:「ウクライナ内の軍事施設を攻撃することは、我が国に対する直接的軍事侵略である。ロシア指導部がその責任を負うことになろう!」

 「我々は災厄の淵にある!」と選出されていない首相はわめいた。

 それでは、誰が最初に災厄を惹き起こしたのか?誰が一体始めたのか? 誰がアメリカ人の納税者のポケットから50億ドルを取ってクーデターを支援したのか?


 国連事務総長の潘基文が、恐らくNSA、モサド、イギリスのGCHQが聞いている中、電話で話している内容がある。彼は、最近のウクライナの主権を危うくする事態を「非常に懸念している」と語っている。

 「平穏を回復し状況の段階的縮小を即座に進めることが肝要である」。潘はプーチンに対し、キエフの当局と直接対話をするよう呼びかけた。「冷静さが重要だ」と、プーチンは冷静ではないと示唆しながら無愛想に語った。

 潘の見下したコメントから、彼はプーチンに説教する立場にいると彼が考えていると結論付けていいだろう。プーチンは頭に来るタイプで、嘘つきでまだ捕まっていない戦争犯罪者のトニー・ブレイアーによればサダム・フセインがロンドンを核攻撃しようとしたように、45分以内にニューヨークを核攻撃する奴なのだ。

 クーデターを行って民主的に選出された政府を破壊するという、主権国家の事情におせっかいをする人々は、冷静な人々なのだ。侵略に反応したプーチンのような人々は、危険で狂った奴と描かれるのだ。

 これはとんでもなく偽善的な者たちの捉え方だ。


 ロシアと欧米の侵略者たちの間にウクライナに関する大規模な紛争が勃発したら、自分としては最後までロシアを支援するつもりだ。私の中では、ロシアは高度に道徳的地盤を持っていることは疑いようもない。ロシアを支援することは、従って、悪より善を尊ぶすべての人々の義務である。

 欧米の政治的お偉方が繰り返し語っていたように、ロシアがクリミアを併合すること、あるいは占領することについては、二つの決定的事実を勘定に入れることに失敗している:1.クリミアは一度ロシア領だったこと、そして1954年にフルシチョフによってウクライナに贈り物として与えられたということ、2.クリミアの過半数の人々はロシア人で、プーチンの介入を要請し、救出にきてくれるよう懇願した、ということだ。

 アメリカとイギリスのロシアはウクライナに「侵略した」という非難については、そのまぬけな非難には、それがイラクとアフガンの侵略者の偽善的な口から言われたことでびっくり仰天するしかない。しかも失敗した侵略者で、それぞれの侵略行為ごとに3兆ドルを消費し、かつ不名誉と恥以外の何も得るものはなかったのだ。

 プーチンはクリミア地区に対する軍事行動だけに制限し、ウクライナの残りの地区には手を付けないで、欧米の手中に陥るに任せると考えることは誤りである。そう考えることがどうして誤りとなるのか?ロシアからヨーロッパに向かうガスのパイプラインはウクライナを通過する、という単純な理由からだ。

 だから過ちは犯さないことだ。ウクライナ全土はロシアの封土である。アメリカとヨーロッパはウクライナにいて問題を起こしたり、政権交代を画策しながら、やるようなビジネスは何も無い。こういったお節介者たちがウクライナに対して干渉し続けるならば、ロシアはヨーロッパへのガス供給をストップする正当なる理由がある。 

 アメリカの弁護士でオンラインの政治コメンテーターのマイケル・スナダーはウクライナの状況をまとめて以下のように記した:「アメリカ人として、他国から資金を与えられ組織され、民主的に選出されたカナダ政府の暴力的転覆を図られたら、そして反米政府がそれに取って代わったら、あなたはどう感じるだろうか?ウクライナに対してこれを行うことで、アメリカとEUはロシアの目の中にピンを突き刺したことになる。言うまでもなくロシアは非常に怒り戦争も辞さない思いになっている・・・」
                             -完-

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ウクライナの富が集積しているクリミア

◆3月6日

 欧米諸国は、リビヤやシリアという中東でその謀略の触手を伸ばしていたが、ここに来てカラー革命の再燃とばかり、再びヨーロッパ、旧ソ連領であるウクライナに対する謀略を始めた。最終目的は、以前も指摘したが、新世界秩序勢力の不倶戴天の敵となっているロシアを攻略するためである。

 それを良く理解しているロシアのプーチンは四の五の言わずに、成すべきを成す、という姿勢で動いている。ロシアは広大である。核戦争になってもヨーロッパやアメリカよりその耐性はずっと大きい。欧米がロシアとプーチンを甘くみていれば、最後に泣く事になるのは彼等だ。またロシアが日本に核攻撃をすることは、無い。

 日本は安倍総理が冬季オリンピック開会式に参加したりして、プーチンと良い関係を築いてきているが、ここに来て彼のロシア・プーチン重視の姿勢が生きて来る。欧米と歩調を合わせて今回のウクライナ情勢に対しロシアを非難することに明け暮れるような事をしてはいけない。正義はロシア側にあるのだから、堂々として「両者の自重を促す」、というようなことを言っていればいいのだ。

 プーチンは日本を中国や欧米より信用できる国として見ているから、北方領土問題を解決したがっているし、平和条約も結びたがっているのだから、欧米の受けを狙ってそのプーチンを裏切るようなことをしては、絶対に、いけない。欧米からなんだかんだ言われたとしても、なに構うものか、という気概で、適当にお茶を濁していれば良い。そうすれば、一番いい形でことは収まっていくだろう。

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●ウクライナ危機は第三次世界大戦勃発の契機になりかねない(その1)
http://www.darkmoon.me/2014/ukraine-crisis-could-spark-world-war-three-by-lasha-darkmoon/
【3月5日 Posted by Montecristo】

 ウクライナでの緊張が高まる中、世界は混沌に向かってよろめきだしている。誤った動き一つで世界は滅亡の淵に陥るかもしれない・・・

 ソ連のリーダーであったフルシチョフは1954年、ウクライナに贈り物をした:黒海の北に突き出た半島で戦略的要衝であるクリミアだ。

 何日か前に長文の記事がデイリー・テレグラフのオンライン版に掲載された。それはウクライナの情勢に関する興味深い発言と奇妙な事実のコラージュだ。これは私の悲観的見方を強化した。つまり、世界はいくつかの例外はあれど、大まかに言えば、政治家という一連の殺し屋たちによって支配されている、ということだ。

 実際、多くの有名な歴史的人物たちは殺人と政治の世界でのキャリアをうまく統合した者たちだ。ネロ、カリグラ、ハンガリーのバートリー伯爵夫人、イワン雷帝、ボルジア家、ラヴレンチー・ベリヤ

 この記事は、上記の記事自身のコラージュであり、私自身のコメントを挿入させてもらっている。


 NATO事務総長のアンダース・フォー・ラスムセンは、ロシアのウクライナ介入でヨーロッパが崖っぷちに立っていると警告した。アメリカの国務長官のジョン・ケリーはロシアを、「侵略の信じがたい行為」と非難した。

 アメリカの共和党上院議員のジョン・マケインは、アメリカはプーチンの行動に対してどう反応すべきかを語った。

 デイリー・ビーストとのインタビューで、彼はオバマの脅しは「笑うべきもの」と言って、ヒラリー・クリントンはロシアのことを完璧に見誤っている、と述べた。

 「勿論彼女はそれを見誤った」と、自身も物事を正しく見ることは稀であると言われているマケインは言った。「彼女はロシア帝国を復活させようと野望を抱いているKGB大佐だった男とどこかでリセットできるだろうと考えていた。そういうことだ」

 こういうたわごとを読むと、ただただ驚くばかりだ。

 キエフではネオナチのごろつき共によって脅され殺されもしたロシア人をクリミアで救出せんとするプーチンの全く正当な動きは、「ロシア帝国を復活させる」願いと決め付けられた。このネオナチのごろつき共にマケインは会っているし積極的に支援したのだ。これ以上狂ったことはないだろう。


極右国粋主義ネオナチのオレ・チャフニボクはキエフでマケイン上院議員と会っている

 プーチンのスポークスマンのドゥミトリー・ペスコフはジョン・ケリーがロシアの「侵略行為」とロシアの「19世紀的行動」を弾劾することをどう考えるか、と問われ、「今のところ、ノーコメント」とそっけなく回答していた。


 ジョン・ケリーは2日、CBSの「フェイス・ザ・ネーション」の政治番組に出演した。彼は:「21世紀には19世紀の時のように完璧に捏造した口実で他国を侵略することなど出来ない」と語った。

 これが「完璧に捏造した口実」でイラクを侵略し、ウィリアム・ブラムの「キリング・ホープ」という暴露本によれば、1953年民主的に選出されたイラン政府を皮切りに、77の合法的政府を転覆させた国家の代表者から出た言葉である。

 アメリカは更に、チョムスキーによれば、1945年以来5500万人を殺害してきた国家ということになる。

 「これは信じがたい侵略だ」とケリーはダブルスタンダードを決め込んで偽善的に指摘した。「プーチンが他国を侵略するとは、全く唖然とさせられる意欲的選択である。ロシアはウクライナの主権を侵害している。ロシアは国際的義務に違反している」と語った。、

 ケリーはG8諸国とその他のいくつかの国は「ロシアを徹底的に孤立化させる準備ができている」と語った。彼は通商禁止、査証禁止、資産凍結をすると脅した。確かに、アメリカはいつでも、ピンチに陥ったと感じ、巨大な赤字を心配しだすと、経済的にアメリカより成功している国のドル預金を差し押さえることを企(たくら)むようである。

 中国、ロシア、イランなどが苦労して得た外貨を、アメリカの銀行や、強欲なユダヤ銀行の外で保管しているには、それなりの理由がある。


 ニューヨーカー誌の編集者のデイビッド・レムニックは最近、ウクライナとプーチンの計算に関する刺激的な論考を書いた。「プーチンの反応は我々の期待で最悪のものだ」と彼は怒った。「ウクライナのこれからの期間は恐ろしいことになりそうだ」

 彼はまたロシアの政治家のヴラジミール・リャズコフの言葉を引用している。この人物は、状況はウクライナにとって危険というだけでなくロシアにとっても危険だ、と指摘した。「これはウクライナ政権にとっては決定的であり、ロシアにとっても災厄的である。正常な感覚を失っているのだ」と言っている。

 フォーブスによれば150億ドルの資産家であるウクライナの富豪のリナト・アフメトフは、ウクライナに対するロシアの侵入を非難した。彼は、ロシアの「外部からの力に頼るやり方は受け入れられない」と怒った。

 このウクライナのオリガルヒ(新興財閥)は、ウクライナのユダヤ人社会と親密な関係にあり、犯罪組織、恐らくユダヤ系ロシア・マフィアと共謀していることで知られている人物なので、プーチンを恐れ嫌う立派な理由がある。

 7人の犯罪を犯したロシアのオリガルヒ、内6人はユダヤ人だが、を叱り飛ばしたのは結局プーチンであった;そして1991年にソ連が解体した後、これらの金融プレデターが強奪した富の多くをロシアに取り戻したのもやはりプーチンだった。

 このような腐敗付けの者たちがプーチンに対する謀略を占領したウクライナで諮り、もしもウクライナがユダヤが支配するIMFの優しい慈悲の手に委ねられたら、ぼろい儲けをしようと期待しているのだ。

 「私は全ての市民に統一した不分離のウクライナのために団結を呼びかける」とアフメトフは調子よく甘ったるい言葉を吐いた。「我々は頭を冷静にし挑発には乗らないようにしなければならない」と叫んだ。

 その通りで、ウクライナはなんとしてでも分断されてはならない。もしもその一部、豊かで戦略的に重要なクリミア地区がロシア領になったら、オリガルヒと欧米のプレデターにとっては強奪するものが余りにも少なくなってしまうのだ。

 だからアフメトフのような億万長者のオリガルヒと、ユダヤ系ロシア・マフィアの頭目のセミョン・モグリビッチと一緒になってユリア・ティモシェンコのような腐敗した政治家がやっている不誠実なビジネスの利益のため、ウクライナの豊かな地区であるクリミアは、将来彼等がその富を強奪できるためにウクライナ領として留まらねばならないのだ。

                        -その2に続く-

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ウクライナの「革命家」に紛れ込んでいる過激派の極右国粋主義テロリスト

◆3月5日

 ウクライナの「革命」騒ぎで、各地に混乱が波及しているが、特に西側では「革命家」等の勢力が実験を握っていて、相当な混乱があるという。既存の秩序体系が崩壊し、革命家等の勢力が統制を敷くから、無法者のそういった者たちが権力を握った後に陥る傍若無人な振る舞いが目立つ。

 昨晩のテレビ朝日の「ニュース・ステーション」では、キエフの特派員が、過激派というのは、ちょっと石などを投げた者たちのことを言っているのでしょう、などと寝ぼけたことを言っていたのが、笑わせた。事態の重大さを全く理解していないお坊ちゃんである。これからのウクライナは混沌状態が続き、流血の事態が増大していくことであろう。

 これから、キエフの「新政府」がこういったギャング達の影響力をどう除去するのか?と言う問題がある。治安部隊などが「消滅」させられた後のウクライナは無政府状態の中、こういった無法者たちの天下になり出している。これはあのフランス革命時にも、更にはロシア革命時にも見られたことで、21世紀のウクライナの「革命」は歴史の轍のあとを辿るのか?

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●ウクライナ:ショック、無政府状態、カオス
http://english.pravda.ru/world/ussr/03-03-2014/126991-ukraine_shock_chaos-0/
【3月3日 Alexei Kovalev-Pravda.Ru】


検察官に乱暴狼藉を働く「革命家」気取りの無法者のごろつき野郎

 ウクライナではEUの代表者らによって「穏健な抗議者」と言われている無法者らが、略奪、乱暴狼藉、強姦、ゆすりなどを「革命のため」と称して行っている。「マイダンの司令官」であるアンドレイ・パルビでさえ、「何かがおかしい」ことを認めている。彼は以前は、「キエフはかつてないほどの秩序を見ることになるだろう」と約束していたのだ。プラウダの特派員はこれらのことを以下のように報じた。

 2月26日の朝、ウクライナのメディアと国際的なメディアは、特別警察部隊である「ベルクト」の解散がなされたことを報じた。とりわけ、ロシアBBCは臨時内務大臣のアーセン・アバコフが特別警察部隊「ベルクト」の消滅に対する制令に署名したこと、それを彼が自身のフェイスブックに書いたことを報じた。

 キエフの大量のデモ抗議者の解散に貢献したベルクトの消滅は、議会派の「自由」の議員らが提案した。この部隊の消滅の法案は2月23日に登録された。

 今は、新しく宣言された「臨時」の大臣と革命的ウクライナの省庁の責任者らの正当性に対する疑問を後回しにしよう。その代わり、この国の状況の全体的な雰囲気を知ろうと思う。

 2月22日の早朝、「マイダンの司令官」であるアンドレイ・パルビは、「マイダン自衛団」が官公庁を完全に支配している、と宣言した。「第7隊は議会内に『右セクター』の部隊と共にある。閣僚らは保護されている。第19隊と第3隊は大統領行政府を警備している。第15隊は内務省を警備している」とアンドレイ・パルビは語った。 

 彼は更に、今からマイダンは全キエフを支配下に置くことを保証した。「キエフがマイダンの支配下に入れば、キエフはかつてないほどの秩序を見ることになる、ということを示すことは重要だ」とパルビは説明した。

 中心部を革命家らが支配することは、2月21日の午後に内務省の部隊の最後のバスがキエフを去ることで可能になった。ウクライナ国会によって前の晩に決定されていたので、治安部隊は去ったのだ。議員らは内閣と州当局が治安部隊、内務省、軍その他の機関が対テロの措置を取ることを、それが憲法と矛盾するという理由で停止する指示を出すことに投票した。 

 この決定は停戦を命令している、また治安部隊は通常の展開地点に戻らねばならなかった。それは実施され、こうしてキエフは革命家とその他の「平和的な抗議者たち」の思うがままの場所になったのだ。

 ブロッガーのアーセン・アヴァコフ(ウクライナの臨時内務大臣として知られている)は、キエフで、「かつてなかったほどの」秩序が出来上がっていることを認めた。キエフとその郊外は、マスクやヘルメット、棒と武器、火器で武装した人々のグループがいた。彼らは自分たちのことを、「右セクター」「左翼」、「自由党」「マイダン自衛団」の代表だと呼んでいる。彼らは自分たちなりに行動している、つまり、「疑わしい」者を誰彼なく停止させチェックし、革命のご都合主義に従って決定をしている。その結果、家を焼いたり、略奪、強盗が起きている。官庁街に加えて、このグループはボリスポリ空港付近、ズリアニー空港付近、大きな高速道路、首都郊外で行動していた。

 警察はやる気をなくしているが、これは理解できる。誰だってマスクを被って武装している者に呼びかけようとして命を危険に晒したくはない。とりわけ、「平和的抗議者」等に向かっていって平和的抗議に対する権利を剥奪することは危険である。状況はキエフとその周辺地域では特に緊張している。西部地域で何が起きているのかを語ることは困難である。中心と接する南西部のドゥニプロペトロフスク地区の状況に関する情報がある。

 ドゥニプロペトロフスク地区では過激派は党本部を焼いたり、ポグロム(ユダヤ人迫害)ではもはや満足できなくなっている。彼等は党メンバーと活動家等に対する全面的な攻撃を始めた。これはドゥニプロペトロフスク地区のメディアによって2月25日に報じられた。以下はその一つの例である:

 「8人のマスクをした自動小銃を持った男達がアポストロヴォ地区行政府議長のアンドレイ・レオノフの自宅に侵入した。彼等はレオノフに辞任を強要し党から去るよう要求し、更に、30万フリブニア支払うよう要求した。「我々はマイダンで苦労したのだが、あなたはお金を盗んでいた」と彼等は叫び、武器を振り回したのだ。アンドレイ・レオノフは警察を呼ぶことが出来た。警察が到着すると、 アポストロヴォの中心で銃撃戦が始まった。何人かが負傷し、何人かの犯罪者らは逃亡した。

 マイダンに反対する者たちは革命家らを貶め事態を大げさに言いふらしていると思うかもしれない。しかし2月26日の午後、何かがまずいのではないか、という疑惑は「マイダンの司令官」によって確認されたのだ。キエフでは、「自衛団」のフリをして、ギャング達が略奪をしていた。これはアンドレイ・パルビによって、「ベルクト」の解散に関するアヴァコフの声明の数時間後に「チャネル5」の放映中に指摘された。「我々は何十もの対象物を保護しなければならず、モラルを越えて乱暴狼藉を働く者たちに対処しなければならなかった」とアンドレイ・パルビは説明した。しかし同じ日の午後、「マイダンの司令官」は仲間の「祖国」党メンバーのゲナディ・モスカルによって足元をすくわれた。彼は「自衛団」と自らを呼ぶ武装したグループが略奪を働いていると語ったのだ。

 「火器で武装した人々がギャング団を形成し、前の政府の代表者らの自宅や財産に対する攻撃や略奪をしている」と、プレスサービスによって発表された声明を読み上げた。

 ゲナディ・モスカルによれば、こういった人々は放棄された家を略奪し、貴重品を盗み、強姦までしているケースがあるという。更に、マスクをし武器を持っているグループが自動車を停止させ、乗員を侮辱し、革命を支援する為と称して金を要求している。

 「特に傍若無人なのが犯罪者のギャング団で、彼等はマイダン自衛団の第31隊と33隊の一部を形成する者たちである。31隊はサーシャ・ブンケルが指揮している、また33隊は10丁のカラシニコフ銃で武装している。更に、良く分からないUPA「SWAT」という組織があり、20丁ほどのショットガンと9丁のカラシニコフ銃で武装している」と、ゲナディ・モスカルは語った。

 彼によれば、31隊と33隊の活動要員はナンバプレートAAOO19BPの議会の車で移送されたという。

 議員はマイダンの指導者のアンドレイ・パルビに、状況を支配するよう要請した。

 「もしもパルビ氏が31隊と33隊の責任者ならば、彼は彼等を部署に就かせ、マスクを禁止しなければならない。あるいはこういったとんでもない行為の責任を取ることを承諾しなければならない」と議員は語った。

 ゲナディ・モスカルは内務大臣のアーセン・アヴァコフに、市民を守るための行動を即座に取るよう要請した。「我々はユーロマイダンの理想を貶めるのを避ける為、こういったギャングらが勝手なことをすることをやめさせねばならない」と議員は語った。

 ゲナディ・モスカルは彼の声明の影響に満足していないようで、2月27日新たな声明を発表した。

 マイダンの部隊の代表者らは、ヤヌコビッチ大統領の官邸から車を盗みだした、と「祖国」議員のゲナディ・モスカルがRBCウクライナ特派員に語った。

 「キエフには更に多くの部隊が到着している。彼等はヤヌコビッチの官邸を略奪し、車を盗んでいる。財産を破壊し、アパート内に侵入している。私はこういった者たちを支援しないし、尊敬も払わない。我々はマイダンをギャングにしてはならないし、美術品や酒類を盗んだりするべきではない。部隊がなんで20丁のショットガンと10丁の自動小銃を持てるんだ?」とモスカルは語った。

 最近なされた決定、とりわけ議会によって成されたものは、マイダン自衛団によって政府が守られているならば合法なのか?

 無法者の人質はみんな官庁街の住民だろう。彼等は、地域の代表者だけでなく、共産主義者も含んでいる。議会の会合は放送され、大型スクリーンで示され、議会の出口はマイダン自衛団によって「警備」されているから、理解できる。反対派三人組(ヤツェヌーク、クリチコ、チャフニボク)もまた人質にされているので、一般市民は全く何も出来ない。

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